MayDayはどこにどう置いてもおしゃれな空間に変えてくれます。
私の好きなデザイナーの一人であるコンスタンチン・グルチッチの名作『Mayday(メイデイ)』が2020年で20周年を迎えました。
それを記念して発売された2020個限定のMayday Anniversaryがようやく届いたのでレビューしていこうと思います。
※現在アニバーサリーモデルは販売しておりません。
Mayday(メイデイ)とは?
Maydayは、天井に吊るしても、テーブルやフロアに置いても、手に持っても使える広い自由度を持つ照明です。
コードは4.8メートルもあるので、どこでも自由な発想で使うことができます。
必要のない時はぐるぐる巻いておくことができることも大きな魅力。
Maydayは機能がビジュアルによって表現されたデザイン史にも残る名作。
MoMAのパーマネントコレクションであり、イタリア工業デザイン界の最高の賞の一つコンパッソ・ドーロ賞も受賞しています。
通常モデル:¥20,900
アニバーサリーモデル:¥52,800
Mayday Anniversaryモデルとは?
Mayday Anniversaryは、Mayday発表20年を記念したシリアルナンバー付きの限定モデルです(世界2020個限定)
取っ手の素材が樹脂からアルミニウムダイキャストに変更されており、高級感や重厚感が全く異なります。
デザイナー自身も「新たに生まれた物のような印象にしたかった」と言っている通り、別物のような印象がありますね。
ダイキャスト最高です・・
開封&外観
シリアルナンバーが刻印されています。
全然綺麗な数字ではありませんでした。
通常モデルには刻印されていない『FLOS』ロゴ。かっこいい・・
手磨きしているのであろう跡があります。
武骨でいいですね。
地面に直接擦らないように小さな脚が付いています。
デザイナーのコンスタンチン・グルチッチという人物
1965年ドイツのミュンヘン生まれ。
イギリスのParnham Collegeにてキャビネット作成の訓練をつんだあと、1988年から90年までロンドンのthe Royal College of Art にてデザインの勉強をした。
1991年、ミュンヘンにてKonstantin Grcic Industrial Design を設立して以来、彼はDriadeやFlos、iittala、MAGISなどのヨーロッパの主要デザイン会社のために家具、プロダクト、照明を開発している。
彼の作品の多くは主要なデザインアワードを受賞しており、Maydayランプはニューヨーク近代美術博物館のパーマネントコレクションに選ばれている。
現在、FLOSのテクニカル照明システムやWhirlpoolのマイクロウェーブオーブン等数々の新しいプロジェクトに携わっている。
僕が最も好きなデザイナーの一人。
グルチッチの作り上げたプロダクトは家にいくつもあります。
彼の作り出す「いかにもインダストリアルデザイン」という雰囲気をまとったデザインはたまらなくかっこいい。
ライカのカメラや戦闘機などもそうですが『機能する為の道具としてデザインされたもの』は華美な装飾がなくとも美しい佇まいを持っていますね。
この武骨で機能的でどことなくかわいげのあるデザインは、無駄な装飾が施されがちな現代ではさらに際立って良く見えてきます。
実際に使ってみました
6.5畳ほどの狭い部屋でも様々な使い方ができます。
使い方の一例ですが、何か参考なれば嬉しいです。
ポンと置くだけで様になって便利ですね。
この照明の良いところと悪いところ
ココが良い
- どこに置いてもオシャレ
- ケーブルを見せたくなるデザイン
- Anniversaryモデルは良い素材も相まって所有欲が満たされる
- 通常版は2万円と比較的安価
ココが惜しい
- Anniversaryモデルは値段が高い(通常版の2.5倍)
- 通常版は樹脂感があるので好みが分かれそう
アニバーサリーモデルは少し高いですが、通常版は比較的安価な方です。
使い勝手やおしゃれな感じは同じなので、コスパは非常に良いと思います。
『【レビュー】道具としてのおしゃれな照明May day(メイデイ)が良い』まとめ
正直、Anniversaryモデルは高いなぁと思いながら買いましたが、買って正解でした。
ケーブルを乱雑に散らかしていてもオシャレな照明なんてそうそう見つからないでしょう。
次は限定モデルのホワイトリミテッドモデルが欲しいです。
通常版は持ち手が樹脂なので、ポップなオシャレといった印象。
FLOSの製品の中では破格の値段なので、是非検討してみてはいかがでしょうか。