デスクワーカーは買うべき、2台目にもってこいな革命的イヤホン。
2022年2月25日にソニーから発売されたイヤホン『Linkbuds』
触れ込みは『軽い、耳をふさがない、聴きながら聞こえる。』
それはさながら自分だけに聴こえるBGMのよう
いわゆる、普通のイヤホンとは一線を画す変わり種イヤホン
フラッグシップであるWF-1000XM4も持っているのに買った理由と使ってみたレビューを詳しくしていこうと思う
この記事をまとめると
- 外音はかなりクリアに聞こえる
- ワイドエリアタップは革命的操作性
- 音質は決して悪くない
- ケースや本体は作りがかなりチープ
- バッテリーライフは短め
-
【レビュー】最強ワイヤレスイヤホン。WF-1000XM4は何がすごいのか
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WF-1000XM4を持っているのに買った理由
家にいるときやオフィスでは外音を聴こえるようにしておきたい
家にいるときは、いつインターホンが鳴るかわからない
そして会社ではだれかに呼ばれたら即座に反応しなければならない
なので僕は仕方なく片耳にイヤホンを付けて作業をしていた
しかし半分しか聞こえない音楽なんて物足りないに決まっている
そこで爆誕したのがこの『Linkbuds』
ショールームで試し聴きしたのだが、予想以上に良かったので買うことにした
アンビエントサウンドではだめなのか
全然ダメ
WF-1000XM4には優秀なアンビエントサウンドモードがある
これにより外音を取り込みながら音楽を聴くことができるのだが、この時に聴こえる外音は飽くまで『それっぽく再現した電子音』だ
その不自然な音をずっと聞きながら音楽を聴くのは結構きつい
アンビエントサウンドモードは電車のアナウンスなどを一時的に聴くものだと捉えた方が良いと思う
開封&外観
内容物
- 本体
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書
- フィッティングサポーター(S,M,L,XL)

左が『LinkBuds』
中箱もプラスチックレス
XM4の時よりも開け閉めがしやすい
SONYにしては珍しく、可愛い系のデザインに見える
型式は開放型
ケースは手のひらサイズ
かなり小さい
フィッティングサポーターは4種類のサイズが入っている
女性から男性まで幅広くフィットする設計
ただ、自分にどれが合っているのかははっきりとわからなかった
Linkbudsってどんなイヤホン?

参考:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/
『ながら聴き』ができる新たなリスニングスタイルのイヤホン。そして操作性が素晴らしい
ありがちな「周りが聞こえないから片耳だけにしておこう」を解決してくれるイヤホン
これで、音楽を聴きながら在宅ワーク中のインターホンや呼びかけにもすぐに応じられる
そして操作性は全く新しい『ワイドエリアタップ』
これはこめかみをトントンと叩くことでイヤホンを操作できるのだが、非常に使いやすくて便利
フラッグシップとは異なる新しい路線のイヤホンだ
主な仕様
型式 | 開放、ダイナミック | |
---|---|---|
ドライバーユニット | 12mm | |
質量 | 約4.1 g x2 | |
充電方法 | USB充電(ケース使用) | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大5.5時間 | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大2.5時間 | |
電池持続時間(待受時間) | 最大11時間 | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック | SBC, AAC |
良いところ

参考:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/
外音が聞こえる唯一無二の機能
予想以上にしっかり聞こえる周りの音
初めて付けた瞬間は『イヤホンをしているのに周りの音が聞こえる』という矛盾に一瞬だけ混乱した
今まで家で作業するときは、スピーカーで聴くかイヤホンを片耳につけていたのだが、
ようやくそれから解放される
マイクも付いているので、WEB会議などでも重宝するだろう
これでもし会議中に呼ばれても気づくことができる
ワイドエリアタップの操作性が良すぎる

参考:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/
超便利機能。今後の機種すべてに搭載してほしい
今まではイヤホンをタッチするなどで操作していたが、タッチできていなかったり髪の毛が邪魔で反応しなかったりした
正直使いやすいかと言えば全然使いやすくなかったのだが、ワイドエリアタップは本当に使いやすい
こめかみタップは自分の体の一部なのでタッチミスがほぼ起きない
しかも、大体場所があっていればちゃんと反応してくれる
まさかワイヤレスイヤホンの操作性の悪さをこんな方法で解決してくるなんて驚いた
接続が今までで一番速い気がする
これは気のせいかもしれないが、所持しているWF1000XM4よりも接続がスムーズで早い
耳につけたときにはすでに繋がってるといった感じだ
Appleのイヤホンに負けている部分と言えば接続安定性くらいだったので、ここが良くなってきているのは嬉しい
これ以上小さくしなくていいくらい小さい

XM4もかなり小さくなったのだが、それよりもさらに小さい
雪見大福より小さい
ケースは今までみた中で一番小さい
女性は鞄が小さかったりするのでかなり良いサイズ感なのではないだろうか?
コンパクトになればなるほど良いのだが、これ以上小さいと開けにくかったりすぐに見つからなかったりしそう
しかもバッテリーも小さくなるので、やはりこれ以上は小さくしなくてもいいと思う
イマイチなところ
ケースの作りとイヤホンデザインは結構チープ
ケースはチープ、そして押しボタンで開けにくい
ケースの開閉がボタン式なので2アクション必要だ。ここ最近のイヤホンでは珍しい気がする
案の定開けるのが面倒だ
しかも小さくて丸っこいので男の手だと滑ってしまう
必ず両手で支えなければいけないのは勿体ないポイント
さらにケースやイヤホンはいかにも樹脂!といった外観
環境問題を考慮して無塗装なのだと思うのだが、それなら価格をもう少し抑えてほしかった
定価23,100 円(税込)というと、一世代前のフラッグシップのWF1000XM3よりも大分高い
正しい装着位置がわかりづらい

参考:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/

参考:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/
『着けていることを忘れる』は評価が分かれそう
公式はキャッチコピーに「着けていることを忘れる」と書いている
たしかに軽くて押し込まない形なので、付けていない感じはするのだが「落ちそう感」もある
さらに、正しく装着されているかがイマイチわかりづらい
僕は何十回と装着してコツをつかんだが、向き不向きがあると思うので店舗などで確認するのも良いだろう
因みにコツは『ハウジングを人差し指で支えて、ドライバー部分を耳珠の内側に親指でネジ入れる』
ワイヤレス充電が欲しかった

左のボタンはペアリングボタン
そこそこ高額なのにワイヤレス充電非対応
WF1000XM4ではようやくワイヤレス充電に対応してくれた
一つでも有線充電が減って嬉しかったのだが、また増えてしまった
USB-Cなのが唯一の救いだが、
押しボタンも相まって、充電ケースだけ二世代前くらいな感じがする
バッテリー持ちが良くない
イヤホンは5.5h ケースを含めると17.5h
これは結構短い
XM4と比べると雲泥の差だ
ずっと耳に装着しておきたいコンセプトにしてはかなり短めに思う
実際、普段使っていても仕事中に一度は電池が切れるので注意が必要
LinkBuds | WF-1000XM4 | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大5.5時間 | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
ケースを含めたバッテリーライフ | 最大17.5時間 | 最大24時間(NCオン) / 最大36時間(NCオフ) |
価格は少し高め
23,100 円(税込)は高い
イマイチな点をいくつか挙げたが、それらを踏まえると価格が高く感じる
勢いで買ったが、かなり強気な価格設定だ
音漏れは?(WF-1000XM4と比較)
音漏れはそれなりにしやすい
これはある程度予想できたことだが、外へ空気の通り道ができているので音漏れはしやすい
実際にWF-1000XM4と体感音量を同じにして試してみたのだが、Linkbudsの方が明らかにシャカシャカ聴こえる
こればかりは聴く音量によるのだが、
カナル式で既に音漏れをしている人は電車内などで少し気を付けた方が良いかもしれない
爆音じゃないとダメという人にはオススメしない
YouTubeでは音漏れ比較をしているので気になる方は是非
まとめ
イヤホンも使い分ける時代
まさかイヤホンを二台持ちする日が来るとは思わなかった
最近は家にいる時間の方が多くなったので、LinkBudsを使う時間の方が多い
強気な価格設定だが、他にないユニークなイヤホンなので買う価値はあるだろう
ハマればQOLがぐっと上がると思う
最後まで読んでくれてありがとう