充電ケース付きでカメラでもスマホでもPCでも使えるオールインワンワイヤレスマイク
ワイヤレスマイクは充電や持ち運びがめんどくさすぎる
そんな悩みを解決してくれたのが今回紹介する『COMICA VDLive10』
外観から使い方など、詳しくレビューしていきたいと思う
今回はCOMICA JAPAN様より提供していただきました。ありがとうございます
こんな人にオススメ
- カメラだけでなくスマホでも動画撮影をする人
- 撮影の音声をモニタリングしたい人
- オンライン通話の質を上げたい人
YouTubeでも紹介しています
COMICAとは
Commlite Technology Co.,LTDは2012年に設立され、オーディオ機器の研究開発・製造・販売を包括して行う中国企業であり、COMICAはそのブランド製品だ
ヨーロッパ、アメリカ、中東からアジアまで世界中で高い評価を受けており、日本でも知る人ぞ知る創造的かつ高品質・高コスパのマイクを製造しているメーカーとして評価されている
僕も今回レビュー機をご提供いただくまでCOMICAを知らなかった。
情報はいつもチェックしているつもりなのだが、まだ知らないメーカーが山ほどある・・
COMICAについて調べてみたのだが、第一印象は『デザインがかっこよくて良い』ということ
このガンマイクなんかは特にカッコいいと感じた。多少粗削りな部分はあるが、凝縮感があっていい。
素材がもしアルミなら相当高い完成度になってそう
日本での販売代理店はVANLINKS株式会社
以前紹介したNANLITEの製品と同じく、日本での販売代理店はVANLINKS株式会社
今回のCOMICAの製品もそうだが、ZHIYUNといいNANLITEといいメーカーのセレクトが好みだ。
価格は多少高くなっても妥協のない製品づくりをしているメーカーばかりだと感じる
COMICA VDLive10とは
カメラやスマホなどの複数のデバイスで使うことができるワイヤレスマイク
これ一台でカメラ/PC/スマホで使用できるのは凄い
スマホ動画撮影のクオリティがどんどん上がっている今にぴったりのアイテムではないだろうか
価格は21,450円(税込)
他社製品に比べても決して高くはない価格設定だ。
特徴
- 1台でカメラ、スマホ、PCに使用できる
- デュプレックスモードで音声のモニタリング可能
- 管理がしやすい充電器付きケース
- 小型軽量
何といっても使いまわせる汎用性の高さ
従来のワイヤレスマイクは大抵カメラ専用だったりする
しかしVDLive10はスマホやPCでも使うことができるスグレモノ
個人的には充電器付きケースが便利で嬉しい
USBとMIの違い
USBとMIという二つのモデルが存在する
これは簡単に言うと対応コネクタの違い
それ以外に差はない
※写真のMI-RXはおそらく受信機単体での販売だと思う
USB:USB-C
MI:ライトニングケーブル(iPhone)
PCは基本的にライトニングケーブルを採用している物がないので、PCで使いたい場合は必然的に『USB』となる
どちらを選ぶべきか?
USBを選ぶべき人
- USB-C対応のiPadを持っている
- PCで使いたい
- アンドロイドで使いたい
MIを選ぶべき人
- 今すぐiPhoneで使いたい人
USBの方が汎用性が高い
今回はMIをご提供いただいたのだが、正直なところ欲しかったモデルはUSBだ。
なぜなら、PCでも直刺しで使えるから
しかし、僕はiPhoneユーザーなのでUSBモデルだとスマホでのレビューができなくなってしまう、ということでMIを選択した。
なので、今すぐiPhoneで使う必要のある人以外はUSBを選択する方が幅広く活用できるだろう
いずれiPhoneもUSB-Cとなったら真のオールマイティとなる
開封&外観
パッケージから本体まで細かく見ていこう
パッケージ
必要な物はすべて入っている
USBはもちろんType-Cだ。
日本のメーカーも見習ってほしい
本体
本体は、まとめて手のひらにのるほどコンパクト
液晶もIPS液晶なので鮮やかで見やすい
スマホの薄さに合わせられているのか、全く邪魔にならない
普段のスマホと同じ感覚で使える
カメラに取り付けるとこんな感じ
充電ケース
充電器はマイクのサイズに対して結構大きい
そして樹脂の質感はチープな印象で惜しい
とはいえ、このサイズの樹脂成型品で品質を出すのはなかなか難しいのはよくわかる
計4回分の充電ができる
2回分くらいにして、サイズをもう少し小さくしてほしかったところ
使い方
受信機と送信機のペアリングは超簡単
基本的には電源を入れると自動でつながるが、もしペアリングが解除されている時はケースのPairボタンを押すだけで全ての機器がペアリングされる
後は機器に取り付けるだけで使えるのだが、2つだけ設定できる機能があるので紹介しよう
モノラル or ステレオ
モノラル/ステレオの切り替えは受信機側で行う
ステレオモードで二人で録音すると、左右で二人の声が分離するので聞き取りやすくなる
また、一人で録音するときにステレオだと左右どちらかに声が偏ってしまうので、一人で使用する際は基本的にはモノラルがオススメ
Simplex(シンプレックス) or Duplex(デュプレックス)
Simplex(シンプレックス)/Duplex(デュプレックス)の設定は送信機側で行う

図にするのが難しい・・
シンプレックスモードは、自分の声を普通に録音する基本的なモードだ
それに対してデュプレックスモードは、主に音声のモニタリングができる
これが中々便利で、一人で収録の時は自分の声や環境音がどのように録音されているかをチェックしながら録音ができる
そして二人での収録の時は、相手の声も耳元で聴きながら録音ができるので、対談形式の撮影などでは非常に便利だ。
ただし、イヤホンをつける必要があるので撮影シーンを選ぶ
使ってみてどう?
使いまわせるのは超便利。でも音質は平均的
ホワイトノイズは若干あるが、ワイヤレスマイクとしては十分なのではないだろうか
他社製と比べても、音質の違いは多少あれどそこまで大きな差はなく好みの差の範囲内だと思う
この差なら、充電器付きのケースやスマホなどでの使いまわせるメリットの方が大きい
さらに、PCでも使う人にとっては、一個あればOKの最高に便利なワイヤレスマイクだろう
良いところ
- 充電器付きのケースは大正義
- スマホやPCで使いまわせる
- 受信機送信機が非常にコンパクト
- 録音状況をモニタリングできる
何といっても充電器ケースが非常に便利
ワイヤレスマイクの最大の弱点である、
- 受信/送信機を両方充電しなければならない
- バラバラして管理しにくい
この二つを克服しているポイントは非常に大きい
それに加えて、スマホやPCでも柔軟に使えて尚且つコンパクトというのは大きなアドバンテージなのではないだろうか
悪いところ
- 声が若干遠くに感じる
- ホワイトノイズが少し入る
- 充電器ケースの機能は最高だが、作りと外観処理がチープ
- マイクは小さいのに充電器は大きい
- 自動電源OFFが欲しかった
普段使っているワイヤレスマイクと比べてみたが、声が少し離れた位置にいるような聴こえ方がする
参考だが、普段使っている他社製のマイクは若干こもった聴こえ方がする
音質については、小さなマイクである以上、ある程度仕方のないことなのだろうか
最高にクリアな音質のワイヤレスマイクがあるのなら教えてほしい
また、これらはラベリアマイクを使うことでかなり改善されたのでセットで買うのがオススメだ
まとめ
複数のデバイスで使う人にとっては非常に心強いアイテム
スマホでも撮影したり、オンライン会議の質を上げたいと思っている人には非常にオススメできるワイヤレスマイクだ
ハマる人にとっては非常に心強いアイテムとなるだろう
音質の面で少しのマイナスポイントはあったが、価格を考えると相当コスパが良い製品だと言える
ワイヤレスイヤホンは充電器ケースが当たり前のように、ワイヤレスマイクも当たり前になってほしい
あと、VDLive10ほどのサイズ感も当たり前になってほしい。他社のワイヤレスマイクは大きすぎる
僕もこれを機にスマホでも動画撮ってみようかな・・