このアクセサリーは個人的にはかなり楽しみにしていた。
今までマイクだけが純正品じゃなかったので、すぐに予約して手に入れた。
今回はこれまで使っていたRODE『Wireless GO』と比較していきながらレビューをしていきたいと思う。
因みにWireless GOもとても使いやすい物だ。
2021年4月時点ではカメラ用ワイヤレスマイクとしては頂上決戦なのではないだろうか。
『ECM-W2BT』『ECM-LV1』の評価は?
・ケーブルレスで高音質
・使い方が非常にシンプル
・本体から給電できて電池長持ち!
・ラベリアマイクでさらに高音質
・いまだに充電にマイクロUSBを使用している
『ECM-W2BT』『ECM-LV1』とは
カメラに取り付けることができるSONYのワイヤレスマイクと、それに対応したラベリアマイクだ。
デジタルオーディオインターフェースに対応しており、ノイズの少ない高音質収録ができるのが特徴。
箱の中身はこんな感じ
外観
ECM-W2BT
ATTは室内で録音する場合は10dBまたは20dBがちょうどいい。
0dBで録音すると、かなりノイズが入り音量も大きくなった。
屋外の騒がしいところや少しマイクから離れる場合は0dBが良いだろう
ECM-LV1
仕様
『ECM-W2BT』の仕様
マイク仕様 | ||
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製品基本情報 | 最大外形寸法(約) | 【幅×高さ×奥行】 マイクロホン(トランスミッター): 30.6 mm X 67.6 mm X 19 mm レシーバー: 34 mm X 28.7 mm X 53 mm |
質量(約) | マイクロホン(トランスミッター): 27g レシーバー: 28g | |
使用温度 | 0 ℃ - 40 ℃ | |
保存温度 | -20 ℃ - +45 ℃ | |
マイク | シュー形状 | マルチインターフェースシュー |
本体電源供給方法 | マルチインターフェースシュー *1 | |
形式 | エレクトレットコンデンサー型 | |
使用電池種類 | 内蔵リチウムイオンバッテリー | |
使用電池本数 | 1 | |
モノラル / ステレオ | モノラル(内蔵マイク)/ステレオ(外部マイク入力端子) | |
指向性 | 無指向性 | |
周波数特性 | 20 Hz - 20,000 Hz |
使い方
使い方はとても簡単だ。
取り付けて電源をつけるだけで接続される。
カメラ側の音量も自動で制御されるので非常に楽だ。
なぜ買ったのか
・本体から電源を供給できるのが便利だと感じた
・α7SⅢはデジタルオーディオインターフェースに対応している為
・音質の向上を図る為
ECM-W2BTはマルチインターフェースシュー搭載のカメラで使用すると電源を供給しながら使用することができる。
買ってから気づいたことだが、完全な給電ではなく使用可能時間が大幅に伸びるだけのようなだがありがたい。
また、オーディオ入力に接続しなくていいのでセッティングが少し楽だ。
もう一つの理由は、α7SⅢはデジタルオーディオインターフェースに対応している。
これに対応していると、ノイズのないクリアな音質になる。
対応している機種は一部だけだが、今後のことを考えると純正品が一番いい選択だろう。
対応機種は以下になる。
(2021年3月10日広報発表時点:FX3/α1/α9 II/α7R IV/α7S III/α7C)
RODE『Wireless GO』 との比較
サイズ・重量
『ECM-W2BT』
<送信機>
■サイズ:30.6 mm× 67.6 mm × 19 mm
■重量:27g
<受信機>
■サイズ: 34 mm× 28.7 mm × 53 mm
■重量:28g
『Wireless GO』
<送信機>
■サイズ:45.3 × 44 × 18.5mm
■重量:31 g
<受信機>
■サイズ: 46.4 × 44 × 18.5mm
■重量:31 g
価格
『ECM-W2BT』
『ECM-LV1』
『Wireless GO』
『Lavalier GO』
特徴
『ECM-W2BT』
・本体から給電することで18時間使用可能
・デジタルオーディオインターフェースによる高音質録音
『ECM-LV1』
『Wireless GO』
・薄型でコンパクト
音質
音質に関しては好みの問題な部分が多い。
気になる方はYouTubeで比較動画を公開しているので気になる方は是非見ていただきたい
個人的な順位付けだとこんな感じだ。
音質ランキング
『ECM-W2BT+ECM-LV1』=『Wireless GO+Lavalier GO』>『ECM-W2BT』
ラベリアマイク『ECM-LV1』は必要かどうか
『ECM-W2BT』を買った人はぜひ買うべきだ
実際に録音して比べてみるとわかるのだが、ステレオとモノラルの表現力の差は大きい。
それ以外にも、音のクリアさも向上する。
ラベリアマイクをつけずに使用すると、Wireless GOよりも少しこもったような印象だったのだが、ラベリアマイクありだとかなり抜けのいい音になった。
価格も¥3,000程度なので迷わず買ってもいいアイテムだろう。
使ってみてどうだったか
良いところ
・ケーブルレスはすっきりしていてシンプル
・バッテリー持ちが非常に良い
・撮影者と被写体のW録音ができる
・純正の安心感
イマイチなところ
・未だにマイクロUSBなところ・・
・RODEに比べると少し大きい
まとめ
SONYの圧倒的となるかと思いきや、意外とそうでもなかった。
一人での使用で既にWireless GOを持っている人は無理に買わなくてもいいかもしれない。
個人的に一番大きなショックは未だにマイクロUSBだということだ。
機能面ではWireless GOに勝っているのだが、この一点のみで引き分けにしたい。個人的にはそれくらいマイナスポイントだ。
世の中の製品の充電方式がUSB-Cに多く移り変わっている中でなぜ未だマイクロUSBなのか・・
USB-Cはパーツが大きく、小型化に不利だという話を聞いたことがあるが、Wireless GOの方がコンパクトだしうーーーん・・・
とはいえ、機能面、価格面では大きく上回っている。
そこはさすが純正だ。
マイクロUSBを許せる人、そしてデジタルオーディオインターフェースに対応した機種を持っている人、
そして撮る人と撮られる人のW録音をする人には是非お勧めしたい。
さらに、最近だと撮影者以外の二人ので録音できる『Wireless GOⅡ』も発売した。
これも『ECM-W2BT』には無い機能なので、目的に応じてあったマイクを選ぶのがいいだろう。
最近はSONYの買い物が多く、辺りの物がSONYばかりになってきた。
そろそろワイヤレスイヤホンの新型を出してくれないだろうか・・