
鬼目ナットのネジ穴をなめてしまった
でも大丈夫。症状別にリカバリーする3つの方法を紹介するよ。

こんにちは。THOMSON.(@THOMSON_life)です。
FlexiSpot(フレキシスポット)の天板を鬼目ナット加工する際に失敗してしまったときは焦りますよね。
その中でも特に多い失敗は「鬼目ナットのネジ穴がなめて取れなくなる」だと思います。
今回はそんな失敗をリカバリーする3つの方法を症状別にご紹介していこうと思います。
鬼目ナットの頭が木材から出ている場合
鬼目ナットをねじ込んでいく途中で、ネジ穴をなめてしまった場合の復帰方法です。
ここで使うアイテムは『ENGINEER ネジザウルスRX』
木材から出ている鬼目ナットの頭をつかんでゆっくり回すだけで外すことが可能です。
鬼目ナットは意外と柔らかいので力をかけすぎないようにするのがコツです。
鬼目ナットが木材に埋まっている場合
頭が埋まってしまうと焦りますよね。
こんな時に使うアイテムは『ENGINEER ネジモグラ』
ネジモグラの先端はネジが逆に切ってあります。
ですので、なめてしまった鬼目ナットに押し付けて反時計回りに回すことで、ネジモグラは鬼目ナットに食い込み、鬼目ナットは緩む方向に回転します。
そのまま引き抜きながら回すことで鬼目ナットを引く抜くことができます。
相当深く埋まっていても救出可能です
ネジの頭が壊れてしまって深くに取り残された場合も、上手く嚙み合えば取り出せます。
ネジモグラは相当強いパワーで食いつくので非常に便利


上記の方法でも復帰しなかった場合
前に紹介した方法でも復帰しない時に便利な手段を紹介します。
特に、ネジモグラは食い込み力が強いので鬼目ナットを破壊してしまう場合があるので要チェックですね。
この時に使う主なアイテムは『木ダボ』というアイテム
4ステップで紹介しましょう
1.木ダボを埋める穴を開けて鬼目ナットをかき出す。
こうなってしまったらもう仕方がありません。
まずは鬼目ナットの直径よりも大きなドリルで穴を開けると同時に鬼目ナットを破壊してかき出しましょう。
この時、使用する木ダボと同じ径のドリルを使う必要があります。


2.木ダボにボンドを少し付けて埋め込む
開けた穴にボンドを少し入れて木ダボを埋め込みます。
この時、ハンマーで軽く叩いて奥までしっかり押し込みましょう。
出てきたボンドは拭き取っておくと良いです。
3.乾いたらはみ出た木ダボを切り取り、やすりがけして平面にする
ボンドが乾いたら、鋸などを使って飛び出た木ダボを切り取ります。
この時便利なのがダボ切りという鋸
ぐにゃっと曲がるので、素材を傷つけずにダボを綺麗に切り取ることができます。
ダボを切り取ったらカッターナイフや紙やすりで綺麗に平面にしておきましょう。


4.再度鬼目ナットを埋め込む

わかりやすいように少しずらしてみました。
残す作業は再度鬼目ナットを埋め込むだけです。
今度こそミスしないように埋め込みたいですね。
『鬼目ナット加工に失敗した時にリカバリーする3つの方法』まとめ

ただし、天板の貫通だけには気を付けてね。

いかがだったでしょうか。
鬼目ナット加工に失敗して悩んでいる方の助けになればとても嬉しいです。
DIYって意外と何とでもなるものなんですよね。
ではでは。THOMSON.(@THOMSON_life)でした。