普段使い用の答えとなるか。
アンカーの 521 Power Bank(パワーバンク)を購入しました。
20%もコンパクトになって45Wの高出力
スマホユーザーの強い味方です。
実際の充電速度や、使ってみた感想やメリット&デメリットなど。
写真多めで詳しくご紹介していこうと思います。
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Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)を詳しくチェック
1台2役のハイブリッド充電器。
USB急速充電器とモバイルバッテリーが一体となったAnker PowerCore Fusionシリーズの最新モデルです。
特徴や外観など、詳しくチェックしていきましょう。
Anker 521 Power Bankの特徴

引用:Anker
Ankerのバッテリー搭載USB充電器の5000mAhモデル
過去モデルでは最大出力20Wが限界だったのですが、一気に45Wまで増加しました。
45Wもあれば、MacBook Airに充電できたり、全てのiPhoneを最速で充電可能です。
さらに、サイズが20%も小型化。
それだけでなく「ActiveShield™️ 2.0」という温度管理システムを搭載。
0.03秒に1回の温度チェックにより安全性も上がっています。
バッテリー搭載USB充電器とは
モバイルバッテリーとしてだけでなく、普段使いの充電器にも使える優れ物です。
コンセントにさすだけで本体への充電が自動的に行われるので、使うときはコンセントから抜くだけでOK。
充電用ケーブルも不要なので利便性抜群です。
セット内容&外観
USB-Cポートが2つ。
USB-Aが無くなって、シンプルで使いやすくなりました。
iPhone12 Pro Maxとの比較。
スマホに比べても相当小さいです。すごい
今までの5000mAhモバイルバッテリーの中でも特に小さい。
Anker 521 Power Bankの仕様
サイズ | 約71 x 60 x 31mm |
重さ | 約200g |
入力 | AC入力:100-240V ~ 1.5A 50-60Hz | USB-C1 / 2 入力:5V ⎓ 2.1A (MAX 10.5W) |
出力(充電器として利用時) | 最大 45W 合計 45W |
出力(モバイルバッテリーとして利用時) | 最大 20W 合計 20W (1ポート利用時) 18W (2ポート利用時) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
価格 | ¥8,990 |
モバイルバッテリーとしての出力は20Wと控えめ。
ハイエンドスマホを最速で充電はできませんが、十分な出力だと思います。
価格は結構高い印象。
旧モデル(Anker PowerCore III Fusion 5000)が¥3,990だったので実に2倍以上です。
Anker 521 Power Bankで何ができる?
では『521 Power Bank』で何ができて、何ができないのかを紹介していきます。
最大45WでのPCの充電
USB充電器として使うときは、最大45Wの出力が出ます。
45WあればMacBook Airを充電可能。
それ以外にも多くのミドルスペックPCなら充電できます。
MacBook Pro 13インチやSurface Proも充電可能です。
ここに注意
MacBook Pro 13インチやSurface Proの推奨は65W以上です。
使い方や環境によっては充電時間が長くなったり、高負荷時にバッテリーを使用する可能性があるのでお気を付けください。
スマホの急速充電
最大45Wなので、iPhoneならどの機種でも最速で充電可能です。
ただし2ポート使用するときは約27Wと15Wに分配されるので注意が必要ですね。
とは言え、27WあればiPhone 14 Pro Max以外は最速で充電可能です。
最近のiPhoneの対応W数
iPhone 14 | 最大25W |
iPhone 14 Pro | 最大27W |
iPhone 14 Pro Max | 最大29W |
iPhone 13 | 最大23W |
iPhone 13 Pro | 最大27W |
iPhone 13 Pro Max | 最大27W |
モバイルバッテリーでスマホの急速充電
モバイルバッテリーとして使用するときは最大20Wです。
ここはあまり進化していなくて残念。
最近のスマホの多くは最大20W以上に対応しているので、最速で充電はできませんね。
とは言え20Wもあればそれなりに急速で充電できるので十分だと思います。
これ以上の出力を求めると『Anker 733 Power Bank』が必要になってきます。
2ポート使用時は合計18W
2ポート使用時はさらに下がって18Wになります。
スマホやイヤホンを同時に充電できて便利ですが、特にスマホの充電速度はかなり遅くなります。
2ポートで使うときは、充電速度の期待しすぎは禁物です。
実際の充電速度を測ってみました
実際にどれくらいの速さで充電できるのか。
速度を測ってみました。
10%の状態から1時間充電していきます。
使ったスマホはiPhone12ProMax(最大約23W)です。
モバイルバッテリー(20W) | 電源に接続して充電(45W) | |
充電開始時 | 10% | 10% |
1時間経過 | 80%(+70%) | 88%(+78%) |
iPhone12ProMaxの対応W数は約23Wなのでそこまで大きな差は出ませんでしたが、かなり速く充電できますね。
iPhone13以降は対応W数が上がっているので、さらに高速に充電が可能です。
素晴らしい速さです。
Anker 521 Power Bankの使い方。こんな場面で便利
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引用:Anker
Anker 521 Power Bankはこんな場面で便利!
詳しく紹介していきましょう。
外出先でも電源があればPCを充電できる
電源に繋げば45Wの出力が出ます。
45Wあれば多くのPCを充電可能なんです。
私が普段使っているsurfacePro8のような65W推奨のPCも問題なく充電できるので非常に心強い。
521 Power Bankを携帯しておけば、電源があればPCを使えるしモバイルバッテリーとしても使える。
まさに1台2役です。
電池が1日持たない・・そんな時に外出先でもスマホを急速充電
モバイルバッテリーとして使用するときの出力は20W
そして電池容量は5000mAhです。
多くのスマホ約1台分を急速充電することができる容量となっています。
電車などでつい電池を消費してしまう。
電池が劣化して1日持たない・・
そんな人の普段使いに最適な容量ですね。
【参考】最近のiPhoneの電池容量
iPhone 14 | 3,279 mAh |
iPhone 14 Pro | 3,200 mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4,323 mAh |
iPhone 13 | 3,227 mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095 mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4,352 mAh |
iPhone 13 mini | 2,406 mAh |
2023年3月時点では、iPhoneでは5000mAhを上回るモデルは登場していません。
豆知識
AndroidにはREDMAGIC 8 Proのような化け物じみたスペックのスマホも登場しています。
なんと6000mAhで最大65W充電が可能。
Iphoneがかすんで見えますね・・
家では充電器として2台まで充電可能
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引用:Anker
家では普通のUSB充電器として使うことができます。
今までは別々で持っていたUSBアダプタを単体で持つ必要がありません。
ポートが2つあるので、普段のイヤホンやスマホの充電は521 Power Bankでまかなえます。
私も733 Power Bankとの2台体制で使っています。
これが1台2役の最大のメリットですね。
Anker 521 Power Bankを使った感想。メリット&デメリット
では、実際に使ってみた感想やメリット&デメリットを紹介いたします。
正直なところ、価格以外のデメリットはほとんどないと感じました。
サイズ感がコンパクト。普段使いに最適な性能
サイズ感が20%も小さくなって携帯性が非常に良くなりました。
鞄に入れても邪魔にならないので、普段使いに最適。
さらに、小さくなっただけでなく超パワフルになったので使い勝手はかなり良いです。
「スマホの充電は勿論、いざとなったらPCも充電するよ!」
そんな頼もしいモバイルバッテリーです。
iPhone14 Pro Maxのようなハイスペックスマホは最速で充電できない
欲を言えばモバイルバッテリーとして使う時の出力(20W)を30Wにしてほしかったです。
最近のハイエンドスマホは25W以上に対応している物が多いので、最速で充電することができません。
20Wでも十分早く充電可能ですが、今後はさらに対応W数が増えていくので惜しいポイントですね。
価格が高い
価格は結構高いな、といった印象です。
旧モデル(Anker PowerCore III Fusion 5000)が¥3,990だったので2倍以上の価格差となっています。
主な進化は以下の3つ
- 最大45W充電ができるようになった
- ポートが両方ともUSB-Cになった
- サイズが20%小さくなった
この違いに倍以上の価値があるかと聞かれると、意見は分かれると思います。
おすすめのケーブルは『PowerLine III Flow』
ケーブルも急速充電に対応している必要があります。
私が使用しているのは『Anker PowerLine Ⅲ Flow』
絡まりにくい素材でできており、100Wまで対応しているので非常に優秀。
スマホからPCまで幅広く使用可能です。
『普段使いの答えとなるモバイルバッテリー「Anker 521 Power Bank」レビュー』まとめ
521 Power Bankは、普段使いの答えとなるバッテリー搭載USB充電器だと感じました。
サイズ感とスペックのバランスが非常に良く、もっとも使いやすい充電器の1つだと言えるのではないでしょうか。
733 Power Bankは旅行、521 Power Bankは普段使い。
そして家では2つともUSB充電器として使う。
こんな運用をしていこうと思っています。
この記事が何かのお役に立てれば嬉しいです。
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