cadoのモダンな加湿器『STEM 630i』を購入して3年目となりました。
今から買う人が特に気になるところは「洗浄性」や「長期使用の汚れ」
どんな加湿器も最初は良い感じですからね。
そこで今回は3年間使用してどのような変化があったか、デメリットも含めて詳しく見ていきましょう。
STEM 630iを分解:洗浄性は比較的高め
STEM 630iは以下のパーツに分解して洗浄可能です。
- ダクト
- 貯水ボトル
- アルミプレート
- ダクトホルダー
- フィルターカートリッジ
- 本体
どのパーツも洗浄不可な部分は無く、できる限り角を取ったデザインをしているので洗浄性は比較的高いです。
実際に汚れが付きやすいパーツは「本体・ダクトホルダー・ダクト」の3つなのでそこまで手間もかかりません。
洗いにくいパーツを強いてあげるなら本体のタンク下部とダクトホルダーの裏面
男の手だと手が入らないのでブラシなどが必要になってくるので面倒です。
ダクトホルダーはもう少しシンプルな形状にしてほしかったですね。
STEM 630iの公式推奨のお手入れ間隔は週に1回以上
まず初めに、公式が推奨しているお手入れの間隔は週に1回以上。
はっきり言って多くて面倒です。
実際にこの頻度で掃除できない人も多いと思います。
そこで今回は面倒くさがりの私の使い方を参考にして見ていきます。
1年目と2年目はかなり放置してました。
1年目 | 1か月に1回 |
2年目 | 1か月に1回 |
3年目 | 2週に1回 |
3年目で現れた変化:ぬめりと謎の埃が出るようになった
STEM 630iを使って3年目に現れたぬめりとその原因
1年目はお手入れせずに放置しても、驚くほどぬめりなどは付着しませんでした。
ですが3年目となると、ぬめりが出るまでが明らかに早くなり掃除の頻度が増加
特にダクトホルダーと水槽内はかなりぬめってます。
ぬめりの原因は?
ぬめりの原因はおそらく赤色酵母(ロドトルラ)という酵母の一種
長期間放置しておくとピンクのぬめりに変化していたのでおそらくこいつが原因だと思います。
水分があるとかなりの速度で増加するので厄介
3年目に初めて出てきた謎の埃のようなもの
3年目に突入して、今までになかった汚れが出るようになりました。
埃の塊のような物なのですが、どこから混入したのか全く分かりません。
2週間放置すると確実に本体水槽部に浮いています。
ですがこびりつく汚れではないので、すぐに流れるのが救いです。
樹脂素材はキッチンハイターで洗っちゃってます(非推奨)
赤色酵母(ロドトルラ)にはキッチンハイターが効果的
少し吹き付けるだけですぐにヌルヌルもすぐにキュッキュとなります。
ですが、この方法は公式では推奨されておりません。
抗菌プレートなどに付着すると変色が早まるそうです。
なので私は樹脂だけでできているダクトホルダーやステンレス製のダクトにのみ使用しています。
抗菌プレートがかなり汚れてきたけど交換不可
今年の冬に久しぶりに使ったら、抗菌プレートがすごく汚れていました。
これは必ず汚れていくものなのですが、なぜか取り外せないので交換不可となっています。
公式曰く、変色しても抗菌作用に影響はないようですが気になりますね。
STEM 630iから嫌な匂いはする?
ぬめりや埃などを紹介しましたが、この時STEM 630iから出るミストの匂いは実は無臭
昔に某大手企業の加湿器を使っていた時はすぐにカビ臭くなっていたのですが、その点ではSTEM 630iは優秀です。
春夏の放置期間前はしっかり乾かさないととんでもないことになる
STEM 630iを使わない期間は必ず公式のマニュアル通りにしっかり洗浄して乾かすようにしましょう。
私は乾燥を怠った結果、ありえないくらいの赤色酵母(ロドトルラ)が発生して一面ピンクになっていました。
さらに抗菌プレートもかなり変色していました。
全パーツを風通しの良いところに放置して完全乾燥させてから保管することをおすすめします。
まとめ:STEM 630iはちゃんと管理すれば使いやすい加湿器
色々と紹介させていただきましたが、私のような杜撰な使い方でも嫌なにおいなどは発生していません。
過去に使っていた加湿器のミストはすぐにカビ臭くなっていたので、この点だけでも気持ちが楽です。
シンプルな構造で掃除不可の部分が無いので、その気になればちゃんとケアできるのも良いところ。
説明書通りにしっかりとメンテナンスすれば非常に便利な加湿器と言えるでしょう。
STEM 630iの購入を考えている人の参考に慣れば嬉しいです。