SONYのフラッグシップワイヤレスイヤホンWF-1000XM4
フラッグシップイヤホンは毎回買っているのですが、今回はいつもより楽しみにしていました。
先代のWF-1000XM3と比較しながら紹介していこうと思います。
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すぐわかるWF-1000XM4ってどんなイヤホン?
- 進化した圧倒的ノイズキャンセリング
- コンパクトになったワイヤレス充電対応のケース
- 迫力が増した重低音
- フィット感抜群の付け心地の良さ
- 高音質なLDACコーデックに対応
新型プロセッサーV1による高音質&強力ノイズキャンセリング
新たに開発された新型プロセッサーV1を始めて搭載。
これによりノイズの処理能力が上がりました。
特に高音域でのノイズキャンセリング性能が大幅に向上。
さらにWF-1000XM3よりも高音質化を実現しています。
ケースが大幅に小型化、ワイヤレス充電に対応
ケースがWF-1000XM3に比べて40%も小型化しました。
これは驚く進化です。
さらに自立するようになり、ワイヤレス充電にも対応。
全てにおいて大幅にアップデートされました。
WF-1000XM4を開封&外観レビュー
開封&セット内容
パッケージが特徴的です。
環境に配慮されていて、プラスチックを一切使用せずサトウキビや竹、リサイクル紙由来のオリジナルブレンドの再生紙が使用されています。
フラッグシップモデルでここまでエコ感の溢れるパッケージは見たことがないですね。
プラスチック素材を一切使っていない徹底ぶり
時代の流れですね。
同梱されているイヤーピースは新型の『ノイズアイソレーションイヤーピース』
入っているのはS/M/Lの3サイズ
耳の中で膨らむようになっており、フィット感が大幅に向上しています。
WF-1000XM4の外観
WF-1000XM3から大幅にデザインが変更されました。
新型はコロンとしていてダルマのようなデザインです。
つかむ部分が無いのに加えて磁力が強力に。
ちょっと落としたくらいでは飛び出さない安心感があります。
ただし少し取り出しづらいです。
気を付けないと落としてしまうので注意が必要ですね。
金の筒が特徴的です。
これは外音を取り入れるフィードフォワードマイク。
充電ケースはかなりコンパクト
WF-1000XM4の仕様
ドライバーユニット | 6 mm | |
---|---|---|
質量 | 約7.3 g x2 | |
充電時間 | 約1.5時間 | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC | |
定価 | 36,300 円 |
2023年のSONY製品全般の価格改定により値上げと値下げを繰り返しています。
ですが、Amazonでは¥24,500で販売されています(2024年1月時点)
WF-1000XM4を安く買うならどこで買うのがおすすめ?最安値や買い時は?
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WF-1000XM4の付け心地や音質は?前機種と徹底比較
音質や付け心地などを先代のWF-1000XM3と比較しながら紹介していきます。
まとめると
- ケースが40%小型化&ワイヤレス充電可能に
- 付け心地が格段に良くなった
- 音質は低音を中心に良くなった
- ノイズキャンセリングは圧倒的
イヤホンとケースのデザイン比較
デザインはかなり丸みを帯びたデザインに。
先代よりもスマートさは減りました。
ですが最近はこのようなコロンとした形が主流なのでこれが完成された形なのかもしれません。
丸みを帯びた分、落としそうなのが心配ですね。
ケースのサイズは雲泥の差。
40%も小型化されています。
さらに、先代は自立しなかったのですが新型は自立するようになりました。
WF-1000XM3の時に不評だったゴム風塗装も改善されましたね。
付け心地
付け心地はかなり進化しています。
耳にグイっとしっかりフィット。
走ったくらいでは絶対に落ちなそうです。
進化したイヤーピース
そして新型のノイズアイソレーションイヤーピース
これがかなり良い付け心地です。
遮音性が高く、耳から落ちそうな感覚もありません。
SONYのイヤーピースは色々使ってきましたが、最も遮音性が高いと思います。
注意ポイント
遮音性が非常に高いので、カナル型が苦手な人は特に苦手かもしれません。
注意が必要ですね。
音質比較
低音:先代よりもしっかりと割れずに響くように
高音:そこまで差は無さそう。少し伸びが良くなった印象
低音が格段に良くなったと感じます。
WF-1000XM3ではビリビリ割れたように聞こえる低音も、芯がしっかり通った重低音に。
以前はイコライザーで低音を強調していたのですが、調整なしでも十分です。
高音域は素人の私にはそこまで差を感じなかったのですが、多少伸びが良くなっているような気がします。
LDACに対応
さらに、新たにLDACを再生できるようになりました。
残念なことに私はLDACを再生できる環境を持っていないので評価できなくて残念。
他を見る限り相当高いレベルの音質のようです。
ノイズキャンセリング(NC) & アンビエントサウンド比較
レベル上がりすぎてびっくりするレベル。
NCの効きは比べものになりません。
新型イヤーピースのフィットとノイズキャンセリングの合わせ技で、怖いくらい周りの音を遮音してくれます。
車の接近は一切気づきません。
アンビエントサウンドはあまり使わないのですがこちらも相当進化しました。
多少デジタル感は残りますが、外音はかなりクリアに聞こえます。
仕様比較
WF-1000XM4 | WF-1000XM3 | ||
ドライバーユニット | 6 mm | 6 mm | |
質量 | 約7.3 g x2 | 約8.5 g×2 | |
充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) | 最大6時間(NCオン)/最大8時間(NCオフ) | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) | 最大4時間(NCオン)/最大4.5時間(NCオフ) | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC | SBC, AAC | |
充電ケースの電池容量 | 16h(2回分) | 18h(3回分) |
連続使用時間は上がったのに重量は軽くなっています。
しかも対応コーデックにLDACが追加。
ただし、ケースに充電できる容量が減っており、18h→16hとなっています。
WF-1000XM4の良いところ、イマイチなところ
では、実際に使ってみて感じた良いところと悪いところを紹介していきましょう。
WF-1000XM4の良いところ
- 耳につけたときのフィット感が高い
- ノイズキャンセリングの性能が非常に高い
- ケースがとてもコンパクトになった
- ワイヤレス充電対応
付け心地と強力なノイズキャンセリングのおかげで没入感は別格
そしてワイヤレス充電対応したケースは、小型化と塗装の改善によりほぼ理想形となりました。
特にケースの進化が凄まじいです。
後日追記
ワイヤレス充電は充電器によっては相性が良く無い物があるようです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
WF-1000XM4のイマイチなところ
- 取り出すときに落としやすい
- カナル型が苦手な人は合わないかも
一番気になるのは、落としやすさ。
ケースから取り出すときにつかむところが無いので毎回落としそうになります。
塗装がサラサラなので尚更怖いです。
また、圧入感が高いのでカナル型が苦手な方は注意が必要です。
ノイズアイソレーションイヤーピースのフィット感は想像以上なので、気になる方は店舗での確認がおすすめ。
もしくは、別売のハイブリッドイヤーピースに差し替えたりもありですね。
まとめ:WF-1000XM4は音質やノイキャン性能、どこを取っても最高クラスの良いイヤホン
WF-1000XM3の時は「ワイヤレスならこれくらいか」と思ったのですが、今回は明らかに良いと感じました。
これ以上何が進化するのだろうか、と思えるレベルまで来た気がしますね。
コロナの影響でワイヤレスイヤホンを使う場面が減ってしまったのですが、これを使うために外に出たくなる、それくらい良いイヤホン。
2023年末に後継機のWF-1000XM5が発売しましたが、それでもWF-1000XM4が勝っている部分はあります。
個人的にはWF-1000XM4は歴史に残るワイヤレスイヤホンだと感じました。
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