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【レビュー】LM-EA7はα7SⅢで使えるのか?→使えるが、すべてのレンズがAF化というわけではない

LM-EA7

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ずっと試してみたかったオールドレンズをAF化してしまう革新的アイテムLM-EA7を購入した。

しかし懸念点が一つあった。
それはα7SⅢで使えるのかどうかということだ。
α7SⅢはα7シリーズの最新機種ということもあり、LM-EA7のファームウェアが追い付いていないのではないかという心配があったのだ。

結論を言うと、α7SⅢでも問題なく使える。
しかし、僕の持っている『CONTAX Carl Zeiss Sonnar T* 85mm F2.8 』ではAFが完全には機能しなかった。
原因は後で記述しておこう。
おそらくこの原因を含んでいないレンズだと問題ないはずなので、他のオールドレンズも購入して検証してみる必要がある。



LM-EA7とは

本体外観

箱のイメージ

開封イメージ

TECHART(テックアート社)LM-EA7は、ライカMマウントレンズソニーα.Eマウント規格のミラーレスカメラでAF動作させる画期的な電子マウントアダプターだ。

価格も安くなく、重量もそれなりにある。
しかし、オールドレンズをAF化できるというメリットはあまりにも大きい

オールドレンズをたくさん持っている人は勿論、これから使う人にもおすすめのアイテムだ。

最新の高性能レンズは20万円以上するものがザラにある。
それを考えると、人によればオールドレンズ+LM-EA7(約4万円)でも全然安いと感じるのではないだろうか?

ただし、レンズと合わせて500gを超えると動作が保証されない。
マウントにも悪影響が出るかもしれないので守るのが吉だろう。

※像面位相差AFに対応している機種でしか使えないので、注意が必要だ

外観

マウント外観アルミボディでとても堅牢なボディだ。
実際どこまで堅牢なのかはわからないが、ぱっと見はかなりしっかり作られている。

モーターイメージモーターが内蔵されている部分が下側に大きく飛び出している。
レンズによっては干渉するものがあるらしいので注意が必要だ。

つけっぱなしは重量でモーターに負荷がかかるので、保管するときは外すか立てて保管するのがオススメらしい。

今回使用してみるレンズ『CONTAX Carl Zeiss Sonnar T* 85mm F2.8 』

レンズイメージ

レンズイメージ

僕はオールドレンズに手を出したのはついこの間だ。

最新のレンズはゴーストやフレアを極力抑え、余分なものが映らないように設計されている。
また、玉ボケも限りなく円に近づくように、各企業が努力している。
そういったレンズも常に使う分にはいいのだが、何か一味欲しいなと思うようになり、オールドレンズに手を出した。

オールドレンズとはいえ、ライカなどの物は非常に高額だ。
すぐには買える値段ではないので、まずは良く出回っているレンズにしようと考えた。

そこで見つけたのが『CONTAX Carl Zeiss Sonnar T* 85mm F2.8 』

何といっても見た目が良かった。
コンパクトなサイズに凝縮された金属の塊といったイメージがメカメカしくてかっこいい。

オールドレンズの中では比較的新しい方なのだが、85mmという画角を持っていなかったので、物は試しということでこれにした。
価格は¥38000くらい。後からネットを見るともう少し安く手に入るところも多かったので少しショックだった。

このレンズはC/Yマウントなので、まずはMマウントに変換させるアダプターが必要だ。
LM-EA7を常用するなら、すべてのオールドレンズを一度Mマウントに変換すると良いだろう。

 

アダプター装着イメージ

アダプター

装着するとこんな感じ

レンズ周りがメカメカしくてとてもカッコいい。αは武骨なデザインなので相性がいい

モーターイメージ

小さな発見だが、PeakDesignのデュアルプレートの飛び出し量に近いので安定感は良くなった



何枚か撮ってみた

今回はLM-EA7のレビューなので少なめだが一応紹介しておこうと思う。
とても高性能なレンズなので、フレアやゴーストが出ること以外は最近のレンズと比べても謙遜ない気がする。
※Lightroomで色味など少し調整しています。

AFが遅いので、電車や車など、速く動くものには僕にはまだ素早く合わせられない。

桜の写真

光源の近くで撮るとふわっとした雰囲気になりオールドレンズ感がでる

桜の写真

桜の写真

街灯写真

強い光源に向けると見事にフレアが出る。オールドっぽくていい

使い方

使用前の設定

1,ボディの絞り値は常にF2.0にする

2,AFエリアは中央にしておく

3,モードはAかM

4,シャッター半押しAELは「切」

5,レンズは開放絞りにしておく

6,ファームウェアは最新のVer.7にしておく(α7SⅢの場合)

※ファームウェアは機種によって対応Verが異なるのでHPを確認する必要がある。

基本操作

1,シャッター半押しでピントを合わせる

2,絞り値はピントを合わせてから絞る(でないとピントがかなり合いづらい)

3,あとはシャッターを押すだけ

AF/MF切り替え

レンズデータの保存&切り替え

画像情報イメージ焦点距離の情報を残したい場合は、データ設定用絞り値に設定してシャッターを切ると有効になる。
そして再度F2.0に戻し撮影を行うと画像情報に反映される。

ただし、15,18,21,24,25,28,35,50,90,135(mm)の焦点距離しか登録できない。

AF/MF切り替え

設定の仕方MENUから[再押しAF/MFコントロール]をカメラ本体のカスタムキーに設定する。
そのカスタムキーを押すたびに切り替わる。

MF無限遠モード

モード切替イメージ

※このモードはMFに切り替えて行う必要がある。

1,カメラ側の絞り値をF36にする

2,シャッターを切る

3,カメラ側の絞り値をF2.0に戻す

4,アダプタが繰り出した状態で固定されマクロ撮影が可能になる(撮影距離はレンズによって異なる)

MFマクロモード

モード切替イメージ

※このモードはMFに切り替えて行う必要がある。

1,カメラ側の絞り値をF40にする

2,シャッターを切る

3,カメラ側の絞り値をF2.0に戻す

4,アダプタが収まった状態で固定され無限遠撮影が可能になる



CONTAX Carl Zeiss Sonnar T* 85mm F2.8でAFが機能しなかった原因

レンズ繰り出しイメージこれはおそらく、CONTAX Carl Zeiss Sonnar T* 85mm F2.8のフォーカス方式が全群繰り出し方式だからだ。

LM-EA7は物理的にレンズを前後させて無理やりピントを合わせることでAFを可能としている。
そして全群繰り出し方式も同じくレンズ全群を前後に動かしてピントを合わせている。

つまり、全群繰り出し方式の移動量 > LM-EA7の繰り出し移動量 となってしまった場合、すべての距離での合焦はできなくなる。

レンズMF図式

レンズの性能の範囲なら問題なく合焦する

LM-EA7の図式

移動量が少ないので、本来合うはずの距離でも合焦しない

なので、もしAF化を前提としてオールドレンズを買うなら、LM-EA7の移動量よりも少ない全群繰り出し方式レンズか、インナーフォーカス方式などのレンズを買うと良いだろう。
ただし、もしインナーフォーカス方式でも内部のレンズの移動量がLM-EA7の移動量を上回ると同じくフルAFはできないと思われる。

このレンズはセミAFで使うことになりそうだ。

使ってみて

いいところ

・最新のAFと比べると遅いのは当然だが、十分実用可能な速さでとても便利だ。むしろこれがLM-EA7の価値の大半を占める

・高価なだけあり、金属がふんだんに使われた頑丈なボディ

・電子部品が組み込まれているので、アップデートによる性能向上が期待できる

イマイチなところ

先述した原因は物理的な問題なので、すべてのレンズがAF・・とはいかない

・とても便利とはいえ、4万円は少し高すぎる気がする・・

・.MF無限遠モードやMFマクロモードに切り替える方法がやや複雑だ

・ボディの電池が結構早く減る

まとめ

桜の写真実際に使って思ったことは、フルオートではなくセミオートだということ。
ピッタリ合焦すればそれでシャッターを切ればいいが、そうもいかない時もある。
そんな時はある程度近いところまで合わせて後はマニュアルで調整、という使い方をすると良いと思う。
なので、動き物は僕にとってはまだ難しいと感じた。

現状、α7SⅢに最適化されてはいないと思うが、今までαシリーズの新機種が出るたびにアップデートされてきた。
今後もオールドレンズは増やしていくつもりなので、アップデートに期待しながら愛用していこうと思う。

あと、LM-EA7は意外と機能が多い
使いこなすにはまだ少し時間がかかりそうだ。

オールドレンズをたくさん持っている人はおそらくもう持っていると思うが、これから始める人やα7SⅢで使おうと思っていた人の参考になれば嬉しい。

次に買うレンズはあの有名なスーパータクマーと決めている。
ありきたりだがやはり使ってみたい。



 

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普段はプロダクトデザイナーとして働いております。2021年からブログとYoutubeとSNSを始めました!普段からガジェットやデザイン雑貨を買いあさっているので素敵な情報はシェアしていこうと思います。始めたばかりなのでコメントなどしてもらえるととても嬉しいです♪

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