メモリーカード、種類がたくさんありすぎてどれを買えばいいのかわからない。
そんな悩みを持つ方、意外と多いのではないでしょうか?
容量だけでなくUHSやclassなど聞きなれない言葉も多く使われていて、かなり複雑化しています。
そこでこの記事では、代表的なSDカードを詳しく図解付きで解説していこうと思います。
どれを買えばいいか迷ってる方のお役に立てれば幸いです。
主流のSDカード4種類を紹介
まずは、現在主流となっているSDカードから紹介していきましょう。
大きく分けて4種類あります。
SDカード
最もよく見るあのカード
大体のカメラに使うことができます。
PCによっては直接させるものも存在します。
容量によってSD・SDHC・SDXCと名称が異なります。
microSDカード
SDカードをさらに小型化した物
主にGoProなどの小型カメラで使用されています。
非常に薄くコンパクトで、SIMカードくらいのサイズしかありません。
SDカードと同じくSD・SDHC・SDXCの三種類が存在します。
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実は、SDカードとmicroSDカードの間に『miniSDカード』という記録メディアも存在します。
現在ではほとんど使われなくなりましたが、ガラケーを使ったことのある人なら懐かしく感じるのではないでしょうか。
CFexpress typeA(CFエクスプレス)
比較的最近発売された次世代のメモリーカードです。
現状、SONYのカメラでしか採用されていないので普及するかが心配です。
特徴はとにかく高速。
SDカードと比べものにならないくらい速いです。
それもそのはず。
SDカードとは異なるNVMe(Non-VolatileMemoryExpress)という規格になっているのです。
実はこれはSSDで使われるもの
小さなSSDと考えると、速いのもうなずけますね。
加えてSDカードよりも小さいので、カードスロットを共通化できる強みがります。
例えばα7SⅢは、カードスロットは1つでSDカードとCFexpress typeAの両方を使うことができます。
CFexpress typeB
CFexpress typeAよりも少し大きなSDカードです。
SDカードよりもさらに大きいです。
転送速度はtypeAよりもさらに速く、主にCanon、Nikon、Panasonicのカメラで採用されています。
typeAと同じくNVMe規格。
【おまけ】CFexpress typeC
typeA、Bと来ればCもあるのか?
一応あります。
typeBよりもさらに大きく名刺ほどのサイズ。
理論値ではtypeAの4倍のスピードでデータを送ることができるらしいです。
ただし、typeAなどと共に発表されただけで実物を見たことはありません。
売っているのも見たことが無いです。
SDカードの選び方を3ステップで紹介
次に、SDカードの選び方を3ステップに分けてご紹介していきましょう。
きっとあなたに最適なSDカードが見つかりますよ。
ステップ1:カメラ側の規格とあったものを選ぶ
これを間違えるとSDカードが使えません。
どのようなSDカードが使えるのかは、カメラ側が何に対応しているかを知る必要があります。
カメラならカードスロットの蓋を開けたところなどに記載されている場合が多いです。
SDカードが使えても、SDXCまで対応していない場合があるので、説明書や公式HPで仕様を確認しておくのが確実。
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カメラの性能を限界まで引き出すには、対応しているカードの中で最も上位の種類を選ぶ必要がる場合が多いです。
ステップ2:何を記録するかで選ぶ
動画や写真など「何をどのように保存するか」によって選ぶメモリーカードが変わってきます。
下の表を参考にして、自分のやりたいことに合わせてSDカードを選択しましょう。
高速な物は快適さが別格なので、予算が許す範囲内でランクの高い物を買うのがおすすめです。
動画を撮る方や、5000万画素越えのハイレゾカメラはハイスペックな物を買っておきたいですね。
スナップショットなどの通常の写真 | SDHC以上 |
超高画素の写真 | 256GB以上の大容量SDXC |
高速連写による写真 | 書き込み速度260MB/sなどの高速SDXC |
HD画質の動画 | V30やV60のSDXC |
高画質/長時間動画 | 高速&大容量の『CFexpress』『V60やV90の大容量SDXC』 |
ステップ3:容量を決める
最後に、どれくらいの容量が必要かを決めましょう。
大は小を兼ねるので大容量がおすすめです。
紛失や故障のリスクを分散させるなら少ない容量を複数持つのも良い選択肢でしょう。
画像や動画によって容量は異なりますが、大体の目安の容量を記載しておきます。
注意ポイント
- RAW保存やプロキシ撮影で保存可能枚数は大きく変わるのでご注意ください。
- SDカードの実質使用可能量については考慮していません。
- 写真は1000万画素(10MP)を5MBで計算しています。
4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
24MP写真 | 約320枚 | 約640枚 | 約1280枚 | 約2560枚 | 約5160枚 | 約10320枚 | 約20640枚 | 約41280枚 |
33MP写真 | 約242枚 | 約484枚 | 約968枚 | 約1936枚 | 約3872枚 | 約7744枚 | 約15488枚 | 約30976枚 |
61MP写真 | 約131枚 | 約262枚 | 約524枚 | 約1048枚 | 約2096枚 | 約4192枚 | 約8384枚 | 約16768枚 |
フルHD動画 60fps | 約8分 | 約17分 | 約35分 | 約1時間10分 | 約2時間20分 | 約4時間40分 | 約9時間20分 | 約18時間40分 |
4K動画 30fps | 約4分 | 約8分 | 約17分 | 約35分 | 約1時間10分 | 約2時間20分 | 約4時間40分 | 約9時間20分 |
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『カメラのSDカードの選び方?詳しい説明から理由まで徹底解説』まとめ
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
SDカードは新規格がどんどん増えているので今後もさらに複雑になると思います。
ですが、間違いなく言えることは
「とりあえずいいやつ買っておけば後々助かる」
この記事が、最良のカード選択につながれば嬉しいです。