ただし互換ケーブルは二流品
最近では街中で有線イヤホンをつけている人をほとんど見かけなくなりましたね。
私もワイヤレスイヤホンを長らく愛用しているのですが、とある理由から2016年10月に発売した『XBA-N3』と『マイク付き互換ケーブル』を購入しました。
なぜそれほど昔の機種を今更買ったのか
この記事では、その理由と使った感想を紹介していきたいと思います。
高音質な音楽を楽しみたい
長く使えるイヤホンが欲しい
編集も音楽鑑賞も一つでのイヤホンでしたい
低音重視が好き
WEB会議で快適に通話したい
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XBA-N3とは
『XBA-N3』は2016年10月に発売したSONYのハイエンド有線イヤホン
BA(バランスドアーマチュア)ドライバーと9mmダイナミックドライバーの両方を搭載しているのが特徴です。
これにより、解像度の高い高音域再生と低音域から中音域にかけての理想的なバランスを達成しています。
ドライバーをハイブリッドにすると大型化しがちなのですが、計算されたパーツ配置により高音質と高い装着性を両立しているのは凄いですね。
注意ポイント
『XBA-N3』と『XBA-N3BP』はケーブルが異なるので注意が必要です
XBA-N3は現状でも最新のXBAシリーズ
XBAシリーズはSONYのハイエンドイヤホンシリーズとしてそれなりに長い歴史があります。
XBA-HやXBA-Aと数世代にわたって展開されてきた有線イヤホンです。
その中でもXBA-Nシリーズは最も最後に発売された物であり、現在でも一応最新ということになります。
XBA-N3を開封&外観レビュー
ハイエンドイヤホンにしてはかなりコンパクト
バッテリーが入ってない分小さくて良いですね。
真鍮の音導管がめちゃくちゃカッコいい
ちらりと覗いて良いアクセントになってます。
ここが金色なのはN3だけ
後ろの膨らんでいる部分に9mmダイナミックドライバーが入っています。
今までは横向きに設置されている場合がほとんどだったのですが、耳に対して水平を向くようになっているのが新しいですね。
そして横向きにBA(バランスドアーマチュア)ドライバーが入っています。
XBA-N3を今更買った4つの理由
では、XBA-N3を今更買った理由を4つ紹介いたします。
家での高音質音楽視聴用イヤホンとして
家での使用は高音質な有線イヤホンが良い時があります。
せっかく音楽を聴くなら、できるだけ良い音で聴きたいところです。
そして電池切れを気にせずにずっと音楽を聴き続けることができるのも有線イヤホンの特権。
PCやiPhoneに直差しというありふれた使い方ですが、やはり有線の違いは大きいです。
動画編集用イヤホンとして
編集作業中はずっとつけているのでワイヤレスだと瞬く間に電池が無くなってしまい非常に不便です。
しかも、一度無くなると再度充電している間は作業ができません。
一応有線ヘッドホンも持ってはいますが、長時間は疲れるんですよね・・
動画編集には有線イヤホンがベストでしょう。
WEB会議用に使いたい
せっかくならこのイヤホンでオンライン会議もできるようにしたいです。
家でのイヤホンは全てXBA-N3でまかなう作戦です。
ですが最近はハイエンドほどマイク付きケーブルが減っています。
XBA-N3もその一つ。
そのため、サードパーティ製のマイク付きケーブルを購入しました。
音質を求めてるのに純正じゃないのは本末転倒ですが、とにかく試したい気持ちで購入
その後
WEB会議は『Logitech BRIO』を購入したのでマイク付きケーブルは使用しなくなりました。
オンライン会議はBRIOが最強
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XBA-N3は有線イヤホンの一つの完成形だから
SONYはここ7年以上、XBAシリーズの後継機を出していません。
最近はモニター用やワイヤレスに注力しているようです。
ではXBAシリーズの進化は終わったのかというと、そうではないと思います。
今まで10年近くXBAシリーズばかり使ってきた私の感想としては、先代のXBA-Aシリーズで既にかなり高いレベルで仕上がったと感じていました。
そこで得た技術を凝縮してN3、N1が開発されたと思っています。
実際に、発売から7年以上たった今もおすすめ有線イヤホンでは常連です。
つまりXBA-N3は有線イヤホンの一つの完成形と言えるのだと思います。
XBA-N3の音質はというと?現行のワイヤレスイヤホンと比較
使った感想を、最新機種と比較していこうと思います。
以下の記事では最新のWF-X1000M4との比較レビューをしているので気になる方はチェックしてみてください。
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WF-1000XM5やWF-1000XM4と比べてもまだ優位的高音質
音質はSONYの最新ワイヤレスイヤホンと比べてもまだまだ優勢を保っています。
こればかりは是非聴いてほしいといった気持ちです。
デュアルドライバーによる幅広い音域の再現性は勿論、優れたパッシブノイズキャンセリング
ここは流石有線イヤホンだなと感じます。
サードパーティ製のマイク付き互換ケーブルはイマイチ
同時に購入した互換ケーブルについてお話しします。
結論から言うと、マイク音質が良くなく快適とは言い難い二流品でした。
パッと見は純正に非常に近い見た目
まず初めに、これは純正品ではありません。
どこかのブログでは『SONY純正』と紹介されていました。
ですが価格があまりにも安いので期待はしていませんでしたがやはり非純正でした。
ですが音はちゃんと聞こえるし、純正とそこまで違いはないと感じました。
ケーブルの差し込みがかなり甘い
サードパーティ製は端子が奥まっていて、装着するとゆるいです。
接続部が深すぎてカチッとしっかり接続されません。
とにかく取り付けが甘く緩いので外れそうで怖いです。
リーズナブルなことだけが救い。
マイクの性能は可もなく不可もなくといった感想
Teamsで使用してみましたが、一応問題なく使えました。
ただし、相手に伝わる音量が少し小さいので注意が必要
音量の調節である程度聞き取りやすくはできますが、とても高音質とは言えません。
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まとめ:XBA-N3は古いからと侮るなかれ。本当に名作だと思います。
ワイヤレス慣れしてしまった人にこそおすすめのハイエンドイヤホン
家で聴くときくらいは良い音を・・と考えている人には是非お勧めしたいです。
今まで10年近くXBAシリーズを愛用しているのでひいき目な部分もあるかもしれませんが、非常に高いレベルでまとまった万人受けするイヤホンだと感じました。
価格は相変わらず安くないですが、ドライバーが故障するまで使えるので費用対効果は大きいと思います。
リケーブルすることで音質の変化も楽しめるので、長い期間愛用できるのではないでしょうか。
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