2020年にマウスコンピューターで購入したDAIV A9
AシリーズはAMD製のCPUを搭載したクリエイター向けハイエンドモデルです。
SSDとHDD合わせて5TBあった容量が一杯になったので、HDDを増設することに。
今回の記事では、必要な物と増設手順を詳しく紹介していこうと思います。
マウスコンピューターの配線は非常に整理されているのでとても簡単ですよ。
注意ポイント
HDDの換装や増設による故障は保証対象外となる可能性が高いので、ご注意ください。
心配な方はメーカーなどに依頼しましょう。
HDD増設に必要な物
3.5 インチ 内蔵HDD
お好みの容量で準備しましょう。
私はシリーズ最大の8TBにしました。
価格差が少ないので大容量がおすすめです。
また、Seagate製を購入しておけば問題ないでしょう。
DAIV A9に初めから搭載されていた2つのHDDもSeagate製でした。
2年間ハードに使用していますが不具合はありません。
2TBまでは7200rpm、それ以上は5400rpmとなっており大容量モデルは処理速度が遅くなっています。
ですが起動ディスクはSSDが主流なので問題ありません。
むしろデータ用としては静音性や消費電力に優れた5400rpmの方が適しています。
SATAケーブル
HDDとマザーボードのSATA端子を繋ぐケーブルです。
片側がL字になっている物がおすすめです。
SATA端子の位置を見て長さを確認しておきましょう。
静電気防止手袋
PCにとって静電気は大敵です。
必ず装着して作業しましょう。
【必要であれば】電源分岐ケーブル
電源ケーブルはHDDと電源ユニットを繋ぐケーブルです。
既に使われている電源ケーブルが以下のような芋づるタイプでない場合、分岐が必要なので確認しておきましょう。
私のA9は初めから4分岐ケーブルだったので必要ありませんでした。助かります。
【必要であれば】結束バンド
マウスコンピューターのPCは、配線がガッチガチに固定されています。
ニッパーでバンドを切る必要が出てくるので、緩んだ部分には再度固定してあげましょう。
ケーブルが適当だと埃がたまりやすくなったりエアフローが悪くなったりするので整頓しておくのがおすすめです。
HDDの増設手順(HDD取り付け)
3.5インチドライブベイの空きを確認
必ずPCの電源を切り、側面パネルを取り外します。
この時から静電気防止手袋を付けておくといいでしょう。
内部を確認すると、画像のようなHDDなどを増設できる空きスロットがあります。
取り付ける場所はどこでも問題ありません。
HDDもSSDも熱を持つので、余裕があるなら1スロット分開けてあげると排熱に有利になります。
マウンタを取り外し、HDDを固定する
ドライブベイに黒い樹脂のマウンタが格納されています。
これを取り外してHDDをセットしましょう。
樹脂製なので、破損に注意してください。
ドライブベイにセットする
しっかり固定できたら、ドライブベイに戻しましょう。
他のマウンタと同じように奥まで固定してください。
SATAケーブルを差し込む
わかりやすく、赤いケーブルにしました。
マザーボード側のポートとHDDのポートにSATAケーブルを差し込みましょう。
マザーボード側にも、HDDと同じL字型の端子があるのでそこに差し込みましょう。
既にHDDがマウントされている場合は、ポートの位置がわかりやすいと思います。
ラッチがカチッとなるまでしっかり刺してください。
電源ケーブルを差し込む
既に分岐型ケーブルが使われているのであれば、それを差し込みましょう。
もし端子が足りなければ、分岐ケーブルを使って接続してください。
これをしっかり差し込めばHDDの取り付けは完了です。
お疲れさまでした。
HDDの増設手順(PCでの設定)
HDDを取り付けたら、電源に繋いでONにしましょう。
初期設定とフォーマットをしていきます。
初期設定をする
PCを右クリックして「管理」⇒「記憶域」⇒「ディスクの管理」と進みます。
ディスクを正常に認識していると「ディスクの初期化」のウィンドウが表示されます。
ここではGPT(GUIDパーティションテーブル)を選択しましょう。
MBR (マスターブートレコード) | WindowsXP以前のOSにも対応しますが、認識できる容量が2TBまで。 |
GPT (GUIDパーティションテーブル) | WindowsVista以降の新しい方式。2TBを超える容量に対応。WindowsXP以前のOSでは未対応。 |
パーティションサイズを選択してドライブ文字を決めてフォーマットする
ディスク管理画面で、黒くなっているディスクが未割り当てのディスクです。
「未割り当て」とのディスクにカーソルを合わせ、右クリックで表示されるメニューから「新しいシンプルボリューム」を選択します。
「次へ」をクリックします。
ここではパーティション容量を指定することが出来ます。
特に指定がなければ最大ディスク領域の数字を入力すればOKです。
パーティションを分割したい場合は任意の数字を入力しましょう。
ドライブ文字を割り当てて「次へ」をクリックします。
パーティションのフォーマットでは、特に指定が無ければ「次へ」をクリックしましょう。
これで無事にドライブDとして認識されました。
【おまけ】リムーバブルハードディスクベイでさらに簡単にHDDを交換
マウスコンピューターのDAIVはオプションでリムーバブルハードディスクベイを搭載できます。
これを使うと、PCを開けることなくHDDを交換することができます。
HDDをメモリーカードのように使うことができるので非常に便利なオプションです。
DAIVを購入するなら必ず取り付けたいオプションですね。
【DAIV A9にHDDを増設。手順を詳しく解説】まとめ
私もPCについてはそこまで詳しくはないのですが、
マウスコンピューターのPCは内部が綺麗に整理されていたのでとても簡単に増設できました。
増設を想定しているのかのように分岐ケーブルが使われていたので尚更楽にできました。
起動ディスクが一杯になってくるとパフォーマンスも落ちてきます。
そんな時はHDDを増設して作業空間を確保しましょう。