EマウントではツァイスやフォクトレンダーなどのMFレンズがありますが、Pergearから新しく『25mm F1.7 APS-C』というレンズが出たようです。
しかも価格は1万円以下
Eマウントはマウント情報を開放しているのでこのように色々なメーカーが参入できるのが良いですね。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cがどのようなレンズなのか
使った感想やレンズの特徴などを詳しく紹介していきます。
ポケットに入る超コンパクトサイズ
1万円以下の低価格
価格に見合わない綺麗な描写
クラシカルな金属鏡筒
かなり固めの装着感
描写は良くも悪くも癖が無い
フレアが出やすくコントラストは下がりがち
セール情報
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この記事はPergear様より機材提供していただいて作成しております。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cとは
焦点距離 | 25mm(35mm換算:37.5mm) |
最大絞り | f/1.7 |
最小絞り | f/22 |
レンズフォーマット | APS-C |
最短撮影距離 | 20 cm |
フォーカスタイプ | マニュアルフォーカス |
フィルター径 | 37mm |
寸法 | 46 x 37 mm |
重量 | 165 グラム |
価格 | ¥8,999(税込み) |
フォーマットサイズはAPS-Cとなっていますが、フルサイズ機でも「スーパー35mmモード」を使用すれば問題なく使用可能です。
特筆すべきは1万円以下という価格の安さ
マニュアルレンズは比較的安い傾向にあります。
その中でもPergear25mm F1.7 APS-Cは特にリーズナブル
¥8,999(税込み)というレンズとしてはかなりの安さです。
新品で1万円以下で買えるレンズってこれくらいなのではないでしょうか。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cの外観レビュー
付属物は極めてシンプル
セット内容
- Pergear 25mm f/1.7 レンズ
- フロントレンズカバー
- リアレンズカバー
- レンズバッグ
リーズナブルなのに金属が使われておりずっしりしています。
操作系はフォーカスリングと絞りリングのみ
フォーカスリングは滑らかで快適な操作感です。
一方で絞りリングはクリック感はあるものの少し軽め
αシリーズにつけるとクラシカルで中々良い
マウント取り付けがかなり固いのが難点
フルサイズ換算で37.5mmでF2.4相当の万能性
APS-Cフォーマットで25mm F1.7とはどのようなレンズなのでしょうか?
これはフルサイズに換算すると37.5mmでF2.4相当
35mm付近でそこそこ明るいスペックなので、どんなシーンでもそつなくこなせる万能レンズと言えるでしょう。
旅行などで持って行く焦点距離に迷ったらとりあえず付けておけば何でも撮れちゃいます。
いわゆる標準域なので持っておいて損のない焦点距離だと思います。
最近は私も使ってなかったので奥が深い画角だなと改めて実感
マニュアルフォーカスなのでとにかくコンパクト
マニュアルフォーカスレンズなので内部にAF駆動ユニットが入っていません。
その分、明るさの割に非常にコンパクトです。
私が持っているレンズの中でも一番小さくポケットに入るサイズ
レンズは小さければ小さいほど可搬性が高いのでこれは大きなメリットです。
描写は結構シャープでピントが合うとビシッと決まる
では、作例を見ながら描写の面を確認していきましょう。
下の三枚は開放で撮影しています。
外観から察するにオールドレンズ風な立ち位置なのかなと思いきや、描写はかなりシャープです。
ピントが合った部分は結構カリカリに写してくれるので、鮮明な写真が好みな人には良いかもしれません。
開放/F5.6/F22の描画比較
やはり価格の割にはかなりシャープに撮れていると思います。
開放はよく見ると多少甘くなっていますが気にならないレベル
周辺光量落ちも見られますがこれもF5.6まで絞るとかなり解消されます。
外観のクラシカルさとは裏腹に現代的な写りですね。
フレアはかなりダイナミックに出やすく、柔らかい印象になりやすい
晴天下ではフレアがかなりダイナミックに出るので晴れの日はコントラストが下がり気味
少し光源側に向けると盛大にフレアが出るので屋外撮影ではコントロールが必要そうです。
ですがこの類のMFレンズは少しふわっとした描写が魅力だと思ってるので個人的には気になりません。
コントラストの落ちた柔らかい印象の写真に向いてそうです。
好みが分かれるゴースト、個人的に好みではない
低価格帯のMFレンズやオールドレンズで楽しみなゴースト
レンズによっては非常に面白いゴーストでレンズの特徴が現れるのでとても好きな要素です。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cは光源付近で放射状にモアレっぽくゴーストが発生します。
私はベタな綺麗なリング状が好みなのであまり好きなタイプではありませんでした。
また、光源に近い部分にゴーストが出るのでコントロールも難しい印象
ですがゴーストは好みの問題だと思うので気にしすぎなくても大丈夫でしょう。
【参考】他のレンズのゴーストの例
では、他にはどのようなゴーストがあるのでしょうか?
この二つはそれぞれ別のレンズですが、どちらも特徴的なゴーストです。
特に2枚目はシイタケのように十字が入る不思議な例
ボケ感は思ったほど騒がしくない
ボケがざわざわと騒がしいのかと思いきやそうでもありませんでした。
むしろ前ボケは結構滑らかだと感じます。
オールド風らしくもっと騒がしいボケを期待していたので少々残念でもあります。
ですが現代のハイスペックレンズほど滑らかではないのでちょうどその中間と言ったところでしょうか。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cの2つの残念なところ
では最後にPergear 25mm F1.7 APS-Cを使ってみて感じた残念だったところを2つ紹介します。
取り付けが非常に固く、マウントキャップも付けにくい
マウントの設計の問題なのか個体差なのかはわかりませんが、マウント取り付けがとにかく固いです。
レンズが小さいのも相まって取り付けがしにくく、毎回ストレスなのはマイナスポイント
ネットのレビューでも同じ意見が複数あったので全体的に固めなのかもしれません。
ここはランニングチェンジでもいいので修正してほしい点
同じくリアキャップもかなり回りにくいです。
マウントには少々難があるように感じます。
描写に特徴があまりなく、むしろ画質が悪い方がよかった
この手のレンズは「コンパクト・安い・性能が悪い」といったオールドレンズのような写りが特徴のレンズが多いです。
むしろそれが味となって素敵な描写をしてくれるのですが、Pergear 25mm F1.7 APS-Cは良くも悪くも描写が現代風
シャープな写りに普通なボケ感、周辺光量落ちも少なく色収差も目立たないので綺麗な描写ができるように設計されているのではないかと思います。
綺麗な描写は純正やSIGMA、フォクトレンダーなどが担ってくれているので味のある画質でも良かったのではないかと感じました。
まとめ:Pergear 25mm F1.7 APS-Cは初めてのMFレンズにちょうどいいレンズ
ポケットに入る超コンパクトサイズ
1万円以下の低価格
価格に見合わない綺麗な描写
クラシカルな金属鏡筒
かなり固めの装着感
描写は良くも悪くも癖が無い
フレアが出やすくコントラストは下がりがち
デザインがクラシカルなだけに、写りもそうなのかと思いきやそうではありませんでした。
公式でも低反射多層コーティングを謳っているように、綺麗な写りを意識したMFレンズです。
クセのないレンズなので初めてMFレンズを試してみたい人におすすめできるのではないでしょうか。
価格が1万円以下と圧倒的に安いので「とりあえず買ってみよう」が通用するレンズです。
Pergear 25mm F1.7 APS-Cが気になる方は是非チェックしてみてください。
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