2年ほど前に1インチコンデジを手放してフルサイズへ移行しました。
この時使っていたカメラは『SONY RX100M6』『SONY ZV-1』の2機種
本格的に写真を撮りたくてフルサイズを購入したのですが、今思うと手放さない方がいいと言えたかもしれません。
改めて1インチコンデジ、特にRX100シリーズは非常に良いカメラだと感じます。
少し雑談っぽくなりますが、今回はその理由を紹介していきたいと思います。
RX100M6やZV-1に感じていた不満
フルサイズに移行しようと思った理由はいくつかあります。
コンデジなので当たり前な内容がが多いですが、素直に感じた不満を紹介しようと思います。
何故似たような機種を持っていたかと言うと、
RX100を電車に置き忘れて紛失してしまい、その時出たばかりだったZV-1を購入したから。
本当はRX100 M7が良かったです。
電池持ちが悪い
コンパクトな分電池持ちはかなり悪いです。
動画を撮るなら最低でも3つは電池は必要でした。
ですが電池自体はかなり薄いので複数持つことはそこまで苦ではありませんでした。
スチルを撮る分にはそれなりに長持ちするので、1個予備があれば1日は耐えれます。
ですが、心もとないので薄型の互換充電器と電池は常備していました。
オーバーヒートで動画が満足に撮れない
動画機として売り出されていたZV-1ですらオーバーヒートの連発で自由に動画が撮れませんでした。
一度発熱するとクールダウンの時間を要するので非常に不自由。
ですがα1ですらオーバーヒートが確認されているので、ZV-1に限った話ではないとは思います。
電動ズームが遅い
電動ズームはせっかちな僕には少し合いませんでした。
RX100M6は驚異の200mmまでズームできるのですが、ワイド端→テレ端はそれなりに時間がかかります。
ウイイイイイン・・と言った感じ。
メカニカルズームに慣れていると少し面倒に感じるかもしれませんね。
設定の自由度が低い
カメラは慣れてくると、F値やISO感度を自由に設定したくなってきます。
ですがコンデジは焦点距離でF値が固定されているので調整の幅が狭いです。
こんなにボケなくてもいいのに・・といったときもありました。
【ZV-1】コントロールリングが無くて操作しづらい
ZV-1はRX100シリーズにあったレンズ周りのコントロールリングが無くなっています。
上の画像はRX100ですが、普通のレンズのようにMFができてとても便利でした。
MFが非常にしづらくなっているのは大きなマイナスポイント。
動画もMFが重要なので尚更ですね。
【ZV-1】外観がかなりチープ
RX100シリーズは全てアルミでできておりコンパクトながら高級感がありました。
そこも惹かれた大きな理由です。
ですがZV-1はオール樹脂に変更
とてもチープになってしまったのです。
外観品位は大切だな、と感じた記憶があります。
所有欲も満たされず、操作性もRXよりも悪くなってしまったのでフルサイズへ揺らいでしまったのかもしれません。
フルサイズに感じたメリット&デメリット
当時感じたコンデジの不満をかなり紹介しました。
その不満を乗り越えるために購入したフルサイズのメリットとデメリットを紹介しようと思います。
メリット
- ボケの違いは一目瞭然
- 設定が自由自在
- レンズ遊びが楽しい
デメリット
- でかすぎて持ち出したくない
- 電池もでかい
- 威圧感がある
フルサイズに一番期待していた操作性や圧倒的ボケ具合、レンズの自由度は予想通りでした。
これは今でもとても気に入っています。
ですが、覚悟していましたがやっぱりでかいです。
当たり前のようにズームレンズは持ち出さなくなってしまい、つけっぱなしレンズはどんどん小さくなっています。
さらに、フルサイズは撮影がどうしてもスマートにはいきません。
写真を撮ってますよー感が出てしまうのは辛いところですね。
なので、今更思うことは「普段持ち歩くのはRX100がよかった」ということ
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フルサイズは1インチコンデジの上位互換ではない
よく耳にするセンサーサイズバトル
マイクロフォーサーズやAPS-Cは確かにフルサイズに比べると小さい。
ですが「圧倒的に小さいか」と聞かれるとそうではないと言えるサイズ感だと思っています。
実はRX100を買うまではマイクロフォーサーズを使っていたのですが、レンズが飛び出している以上邪魔だと感じていました。
なので個人的には、フルサイズはボケ感などが優れている分上位互換とも言えると思っています。
特に僕は、マイクロフォーサーズが得意とする望遠域を使わないので尚更ですね。
RX100シリーズの性能とサイズのバランスの良さは最高
一方でRX100はどうでしょうか。
画質や電池持ちは間違いなくフルサイズ以下です。
ですが、誰が見ても圧倒的に薄くコンパクト
そしてこのコンパクトさを考えると十分すぎると思える画質やボケ
さらには全てアルミ外装の高級感
そもそも1インチコンデジはセンサーサイズバトルには参加していなかったようで、
ステップアップでフルサイズに移行したのが間違っていたのかもしれません。
RX100シリーズはバランスが抜群に良い名作だったと痛感しました。
買い替えではなく追加購入しておけばよかったと後悔。
大事な時は『フルサイズ』、サブに『RX100』が一番いいと思った
スチル派の人はRX100なら残しておいた方が良いと思ういます。
コントロールリングやファインダーの有無などに不満が無ければZV-1でも残すべきでしょう。
旅行はフルサイズ、普段はコンデジといった使い方が一番良かったのかな、と少し後悔。
カメラは持ち歩きたい、でもそれほどがっつりは撮らない
と言うときに魅力的な1インチコンデジ。
ですが、動画を撮りたい人は素直にフルサイズやAPS-Cを使う方が幸せになれるでしょう。
というのも、電池持ちの悪さやオーバーヒートはあまりにも不自由だからです。
夏なんて特に
ZV-1はすっ飛ばしてZV-E10やα7SⅢ、またはGH-6、5sなどを買うのをお勧めします。
まとめ『RX100は手放さない方が良い』
ココがポイント
- スチル派の人は1インチコンデジは残しておいた方が良い
- 動画本格派の人は手放しても大丈夫
RX100M6は紛失してしまったので後悔も何もないです。
ですが、まだ手元にあったらよかったのに・・とは思います。
「フルサイズがあるからいいや」ではなく「今日はRX100の方が良かった」
そう思うことは多いです。
コンデジからステップアップを考えている人や、今RX100シリーズの購入を考えている人の参考になれば嬉しいです。
RX100シリーズの新型出ないかな。