733と521
どちらのパワーバンクが買いなのか。
Anker(アンカー)のバッテリー搭載USB充電器『Power Bank』
その中でも特に人気な『733 Power Bank』と『521 Power Bank』
この記事では、2つのモデルを徹底比較していきたいと思います。
どちらを買うか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
『733 Power Bank』のレビュー記事はこちら
『521 Power Bank』のレビュー記事はこちら
まとめると
- ハイスペックPCを充電したいなら733
- あらゆるスマホを最速充電するなら733
- とにかく大容量で安心なのは733
- とりあえずコンパクトが良いのなら521
- ミドルスペックPCまでの充電なら521
サイズと仕様を比較
では、まず初めにサイズと仕様を比較していきましょう。
正面の大きさは歴然ですね。
横幅の差はほとんどなく、高さは1.6倍の差があります。
733 Power Bank | 521 Power Bank | |
サイズ | 約111 x 63 x 31mm | 約71 x 60 x 31mm |
重量 | 約320g | 約200g |
厚みの差は0mm
ほぼ完全に同じ厚みと言っていいでしょう。
横幅の差は3mmなので、521がすっぽり収まるサイズ感ですね。
体積で比較すると733の方が1.65倍大きくなっています。
わかっていたことではありますが、521の方が圧倒的に小さいです。
仕様を比較
733 Power Bank | 521 Power Bank | |
サイズ | 約111 x 63 x 31mm (※プラグ部を除く) | 約71 x 60 x 31mm |
重さ | 約320g | 約200g |
入力 | AC入力 : 100V-240V~50 / 60Hz / 1.63A | USB-C1入力 : 5V = 3A / 9V = 2A / 12V = 1.5A | AC入力:100-240V~1.5A 50-60Hz | USB-C1 / 2 入力:5V ⎓ 2.1A (MAX 10.5W) |
出力(充電器として利用時) | 合計最大65W | 合計最大 45W |
出力(モバイルバッテリーとして利用時) | 最大30W (USB-C単ポート使用時) / 15W (複数ポート使用時) | 最大 20W (1ポート使用時) / 18W (2ポート利用時) |
ポート数 | 3(USB-C×2 USB-A×1) | 2(USB-C×2) |
バッテリー容量 | 10000mAh | 5000mAh |
価格 | ¥14,990 | ¥8,990 |
ほとんどが順当な結果となりましたね。
サイズと価格以外の多くの面で733が上回っております。
充電器への充電も733の方が早いですね。
ただし、モバイルバッテリーとして複数ポート使用時の出力は521が3W上回っています。
733の複数ポート使用時の出力の低さは弱点ですね。
価格は6,000円差となっております。
出力(W数)と、適している主なデバイスを比較
出力はサイズ以上に重要なポイントになってきます。
それぞれの出力と、充電するのに適したデバイスを比較していきましょう。
733 Power Bank | 521 Power Bank | |
出力(充電器として利用時) | 合計最大65W | 合計最大 45W |
出力(モバイルバッテリーとして利用時) | 最大30W (USB-C単ポート使用時) / 15W (複数ポート使用時) | 最大 20W (1ポート使用時) / 18W (2ポート利用時) |
USB充電器として使用したときの比較
733 Power Bank | 521 Power Bank | |
出力(充電器として利用時) | 合計最大65W | 合計最大 45W |
特にノートPCで使用する時に差が出てきます。
65Wの733はミドル~ハイスペックノートPCまで充電できるのに対して、45Wの521はミドルスペックPCまでが適していると言えますね。
MacBookAir以上のPCを使っている方は733の方が便利かもしれません。
ただし、MacBookPro16インチのようなモンスター級PCは100W以上が推奨されているので注意が必要です。
ポイント
推奨W数以下でも充電は可能です。
ただし、使い方や環境によっては充電時間が長くなったり、高負荷時にバッテリーを使用する可能性があるので注意が必要です。
近年のPCの推奨W数
MacBook Air | 30W |
MacBook Pro 13インチ | 67W |
MacBook Pro 16インチ | 140W |
Surface Pro 7 / 8 / 9 / X | 65W |
MacBook Pro 16インチは化け物じみた推奨W数ですね。
バッテリー搭載USB充電器で充電できる日はまだ先になりそうです。
モバイルバッテリーとして使用したときの比較
733 Power Bank | 521 Power Bank | |
出力(モバイルバッテリーとして利用時) | 最大30W (USB-C単ポート使用時) / 15W (複数ポート使用時) | 最大 20W (1ポート使用時) / 18W (2ポート利用時) |
モバイルバッテリーとして使用する際は、iPhone14 Pro Maxのようなハイエンドスマホを充電するときに差が出てきます。
iPhone14シリーズを始めとする最近のスマホは、25W以上に対応しているモデルが多く存在しています。
ですので、最大20Wの521では急速充電の恩恵をフルに得ることができません。
近年のiPhoneの対応W数
iPhone 14 | 最大25W |
iPhone 14 Pro | 最大27W |
iPhone 14 Pro Max | 最大29W |
iPhone 13 | 最大23W |
iPhone 13 Pro | 最大27W |
iPhone 13 Pro Max | 最大27W |
733 Power Bankのメリット&デメリット
733は必要な人にとっては必須級の性能です。
スマホの充電は余裕。
さらに多くのPCを満足に充電できる性能を持っています。
ですがスペックが高い分サイズが大きい点には注意が必要。
ハンドバックなどには気軽に入らないサイズ感となっています。
733 Power Bankのメリット
- 最大65WのUSB充電でノートPCを含むあらゆるデバイスを急速充電できる。
- コンセントから抜いても10000mAh・最大30Wで、ほとんどのスマホを最速充電できる
- 3ポートあるので、家でも快適に使える
- 10000mAhの大容量で多くのスマホを2回充電できる。
- 大容量なので旅行などで便利
733 Power Bankのデメリット
- サイズが大きいので、小さなかばんには入れづらい。
- 価格が¥14,990と高い
- 複数ポート使う時は出力が下がる
521 Power Bankのメリット&デメリット
521は何といっても非常にコンパクト。
ですがその分性能は控えめとなっています。
45Wという中途半端な出力なので、スマホの充電にはオーバースペックですが、PCの充電には少々心もとない性能。
スマホ用の充電器としては最良の選択肢の1つかもしれません。
521 Power Bankのメリット
- サイズが非常にコンパクトで持ち運びに適している
- 最大45WのUSB充電で、ほとんどのスマホを最速で充電可能
- 最大45WのUSB充電で、多くのノートPCを急速充電できる
- 5000mAhなので、最新のiPhoneでも丸々1回分充電できる
521 Power Bankのデメリット
- モバイルバッテリーとして使う時は20Wしか出ないので、ノートPCの充電は不向き
- USB充電時は45Wなので、ハイスペックPCの充電は心もとない。
- 複数ポート使う時は出力が下がる
おすすめのケーブルは『PowerLine III Flow』
ケーブルも急速充電に対応している必要があります。
私が使用しているのは『Anker PowerLine Ⅲ Flow』
絡まりにくい素材でできており、100Wまで対応しているので非常に優秀。
スマホからPCまで幅広く使用可能です。
『733 Power Bankと521 Power Bankを徹底比較』まとめ
まとめると
- ハイスペックPCを充電したいなら733
- あらゆるスマホを最速充電するなら733
- とにかく大容量で安心なのは733
- とりあえずコンパクトが良いのなら521
- ミドルスペックPCまでの充電なら521
733と521の比較はいかがだったでしょうか。
私は普段は521、旅行では733のように使い分けて運用しております。
どちらも違った特徴があって非常に便利なアイテムです。
自分にあった最適なモデルを選びたいですね。
この記事が何かの参考になれば嬉しいです。