iPad Pro(M4)で新たに搭載されたUltra Retina XDR
どうやらタンデムOLEDという技術で成り立ってるようですが、旧モデルのLiquid Retina XDRから何が進化したのでしょうか
色々なRetinaで溢れかえって非常にわかりづらいです。
そこで、この記事ではLiquid Retina XDRとUltra Retina XDRの違いを詳しく紹介いたしていこうと思います。
Liquid Retina XDRとUltra Retina XDRのスペック比較
Liquid Retina XDR | Ultra Retina XDR | |
搭載モデル | iPad Pro 12.9インチ (第6世代) | iPad Pro 11インチ/13インチ(M4) |
駆動方式 | IPS ミニLED | タンデムOLED(2層有機EL) |
対応色域 | P3 | P3 |
画素密度 | 264ppi | 264ppi |
最大輝度 | 最大1,000ニト(フルスクリーン)、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ) | 最大1,000ニト(フルスクリーン)、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ) |
SDR輝度 | 最大600ニト | 最大1,000ニト |
コントラスト比 | 1,000,000:1 | 2,000,000:1 |
True Tone | 対応 | 対応 |
Pro Motion | 対応 | 対応 |
バッテリー | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 |
まずはスペックを一覧で見ていきます。
意外とそこまで大きくは変わってないようにも見えますね・・
ですが、この進化が意外と大きいんです。
駆動方式がOLEDになったことでさらに薄くなった
Liquid Retina XDRとUltra Retina XDRの最大の違いは駆動方式と言って差し支えないでしょう。
Liquid Retina XDRは液晶(LCD)なのに対してUltra Retina XDRはOLED(有機EL)です。
OLEDは薄型化しやすい構造になっており、iPad Pro(M4)13インチは一世代前に比べて20%も薄くなっています。
その分重量も15%程軽量化されており、ハードウェアの進化としては凄まじい違いがあります。
普段使いのディスプレイ輝度が約70%明るくなった
これが一番大きくてわかりやすい恩恵
普段使いのディスプレイ輝度が600ニトから1000ニトまで上がったので屋外での見やすさに明確な差が出てきます。
その他にも映像視聴やゲームなど、画面を明るくしたいシーンは意外と多いので素晴らしい進化です。
一世代前のiPad Proが両モデルとも600ニトなので、買った人は少しショックかもしれません。
それくらいこの差は大きいです。
2倍になったコントラスト比
駆動方式がタンデムOLEDになった恩恵はコントラスト比にもあります。
一世代前は1,000,000:1だったコントラスト比がM4モデルでは2,000,000:1に爆増しました。
その分諧調が豊かになっているので映像視聴や制作などで効果を発揮します。
ただ、前モデルでもかなり極まっていたのでこの恩恵を受けれる人は限られてくると思います。
まとめ:より薄く、より明るく、よりメリハリのある画質になった
ディスプレイの進化ポイントだけに絞ると、わかりやすいところだと『明るくなった』くらいに思っておくといいのかも。
コントラストは確実に良くなっていますが比べないとその差に気づかないレベルです。
タンデムOLEDになったことで省電力化もされてるかと思いきや意外とそうでもなかった点は少し残念ですね。
この記事がどのiPadを買うか迷ってる方の参考になれば嬉しいです。