65Wなのに驚愕の小ささ
今や何個あっても困らないUSB電源アダプタ
ついこの間バッテリー搭載型充電器を買ったばかりなのですが、
会社PC用に『Anker Nano II 65W』を購入しました。
ワット数の違いから他社のアダプタとの比較など、詳しく紹介していこうと思います。
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まず、65Wって何がすごいの?
ここがすごい
- PCやタブレット等の必要W数が大きなものにも給電できる
- 充電スピードが速い
PCにも給電できる。そして充電スピードがとにかく速い
まず、よくあるアダプタとどう違うのかを説明していこうと思います。
参考に、昔iPhoneに付属していた定番のアダプタはたったの5W
PCやタブレット等の必要W数が大きなものにも給電できる
ノートPCやタブレットは30W~60W以上の出力を要求されることが多くなっています。
標準で付属している充電器の出力を下回ると、充電ができなかったり充電が極端に遅いと言ったことになるので、それと同じか上回る充電器が必要です。
例えば、MacBookシリーズに付属している充電器の出力は下記の通りとなっています。
~67W
MacBook Air(2017年以前) | 45W |
MacBook Air(2018年以降、M1搭載モデル) | 30W |
13インチ MacBook Pro | 61W |
14インチ MacBook Pro(8コアCPU) | 67W |
~140W
14インチ MacBook Pro(10コアCPU) | 96W |
16インチ MacBook Pro | 140W |
参考
iPadは最大30Wまでの充電に対応しているようです(12.9インチは最大45W)
65WだとハイスペックMacBook Proにはパワー不足
ですが、かなり多くの端末を充電&給電が可能です。
iPadはフルスペックでも最大45Wなので、65Wあれば最速で充電が可能です。
私の会社で支給されているSurface Pro 8も65W以上が要求されています。
充電スピードが速い
これがとにかく便利で助かっています。
もし充電を忘れていても、出かける前の短時間でも十分充電されます。
最近のiPhoneは20W以上の充電に対応しているモデルが多いので、高速充電の恩恵を受けられるでしょう。
Ankerの公式HPでは
「一般的な5W出力の充電器に比べ、最大3倍速く充電できる」
と記載されていますが、体感はもっと速いです。
注意ポイント
iPhone13 PRO Maxでも対応最大W数は27W
スマホの充電にしか使わない人はAnker Nano II 30Wで十分です。
持っているデバイスに合ったモデルを買うのがおすすめです
参考に、最近のiPhoneの最大充電W数は以下の通りです。
有線充電 | MagSafe充電 | Qi充電 | |
iPhone13Pro Max | 最大27W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13Pro | 最大27W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13 | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13 mini | 最大18W | 最大12W | 最大7.5W |
iPhone12Pro Max | 最大23W※ | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12Pro | 最大23W※ | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 mini | 最大18W | 最大12W | 最大7.5W |
iPhone8~11 | 最大18W | 非対応 | 最大7.5W |
参考:https://greens-one.com/iphone-ipad-maxw/11111/#toc5
※iPhone12Pro/Pro Maxの数値は、ユーザー測定からの推測値です。
Anker Nano II 65W
外観
大きなラウンドで構成されたモダンなデザイン
パーツ割りも目立たない位置でスマートですね。
プラグは折りたたみ式で結構固いです。
Anker Nanoシリーズ
スマホにもノートPCにも使える高出力充電器
Anker独自のGaN(窒化ガリウム)搭載のUSB充電器の第二世代目
厳しい安全基準を満たしながら、小型軽量デザインを実現したモデルです。
30W 45W 65Wの3つのシリーズが展開されています。
注意ポイント
高速充電するには、高出力に対応したケーブルが必要です。
30W
45W
65W
1ポートのアダプタにした理由
複数ポートを同時に使うと出力が下がってしまいます。
普通に考えたらポートは多い方が良く見えます。
ですが、注意が必要なのは『全ポートの合計が65W』ということ
例えば
パソコンに繋ぎながらスマホを充電すると45W&20Wのように分配されてしまいます。
これではPCへの給電が足りなくなってしまいます。
なので飽くまでPC用として1ポートの『Anker Nano II 65W』を購入しました。
Anker Nanoシリーズの兄弟に以下のような複数ポートのモデルが存在します。
ポイント
45WでもPCに給電されるので使うことは可能です。
ですが、使用状況によっては少しずつ充電残量が下がっていくので注意が必要です。
一般的なアダプタとのサイズ比較
圧倒的サイズ差です。
私はAppleのPC用アダプタを所持していないので、参考程度に紹介しておこうと思います。
ここでは定番のApple純正アダプタの5Wと20Wと比較していきます。
それに加えてSurface Pro 8の65Wアダプタがあるのでそちらと比べながら見ていきましょう。
vs Apple純正5Wアダプタ
ポイント
体積:約2.2倍
W数:13倍
vs Apple純正20Wアダプタ
ポイント
体積:約1.2倍
W数:3.25倍
これが一番体積的に近い物ですが、W数は3倍以上
謎技術ですね。
vs Surface Pro 8 65Wアダプタ
ポイント
体積:約0.6倍
W数:同じ
総評
Anker NanoⅡは体積当たりのW数が相当高いことがわかります。
コンパクトなのにすごいですね。
対応W数が小さな物に使っても大丈夫
充電するものに合わせて電圧(V)を変えてくれるので安心です。
例えばスマホのような対応電圧が低いデバイスに高出力の充電器を使っても大丈夫なの?と思うかもしれませんが問題ありません。
Anker NanoのようなUSB-PD対応充電器は充電先に合わせて電圧を調整してくれるのです。
調整の幅は、15W/27W/45W/65Wの4段階
- スマホ⇒27W
- タブレット⇒45W
- ノートPC⇒65W
のように適した電圧に変えてくれるので安心です。
2023年1月追記 GaN Primeシリーズが発売
さらに高出力な『GaN Prime』シリーズが発売されましたね。
最大出力150Wまで対応しハイパフォーマンスノートPCでも充電可能に。
少しサイズは大きくなりましたが、以下のような人には便利な充電器となっています。
- ハイスペックPC(MacBookPro16インチなど)を充電したい人
- PCに給電しながらスマホ、タブレットなどを同時に充電したい人
因みに私は最強のバッテリー搭載型充電器『Anker 733 Power Bank』を買いました。
レビュー記事はこちら
『ノートPC使いは必ず買うべき充電器 Anker Nano II 65W』まとめ
「とりあえず持っとけ」な充電器
スマホの・タブレット・PCの充電をこれ一つでカバーできます。
USBアダプタは大は小を兼ねるので、個人的には65Wがオススメ。
ノートPCを外出先で使うことが多い人には是非お勧めしたいですね。
2ポートで『タブレットに45W & スマホに20W』のような使い方もよさそうです。
何はともあれ、持っておいて損のない最強アダプタであることは間違いないでしょう。
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