1万円以下で聴ける、ハイレゾ体験
コスパの良いイヤホンを多く手掛けるメーカーの『SOUNDPEATS』
その中でも今回レビューする『AIR3 DELUXE HS』はなんとハイレゾとLDACに対応。
果たしてその実力は。
外観や仕様、音質や使用感などを詳しくご紹介していこうと思います。
コスパの良いイヤホンをお探しの方の参考になれば嬉しいです。
まとめると
- この価格帯では十分な音質
- 0.06sの超低遅延でゲームが快適
- 価格なりの外観品質
- 高音は刺さり気味
- 本体の電池持続時間は5時間と長くはない
お知らせ
この記事はSOUNDPEATS様に機器提供をしていただき、記事を作成しております。
AIR3 DELUXE HSってどんなイヤホン?
SOUNDPEATSから発売されたコスパ抜群のイヤホン
『超高音質がもっと身近に』というキャッチコピーの通り、定価7,180円という低価格でハイレゾやLDACに対応しています。
この価格帯でLDACに対応とは驚きですね・・
外観を見ていきましょう
セット内容はこんな感じ
イヤホンはインナーイヤー型
形状はAirPodsに似ていますね。
アクセントカラーはカッパー(銅色)
メッシュ部分も銅色になっていて統一感があります。
因みにブラックモデルのアクセントカラーはゴールド。
こちらも良い配色ですね。
外観は無塗装樹脂。
やはりプラスチック感は否めません。
ですが価格帯を考えると仕方ないと思います。
ロゴマークの部分はタッチパネルになっています。
反応がかなり良いので誤操作に注意が必要。
ケースは塗装されており、さらさらしていて良い質感です。
銅色がアクセントになっています。
この塗装をイヤホンにもしてほしかったと個人的には思います。
充電はUSB-C。
ワイヤレス充電には非対応です。
装着するとこんな感じ
装着するとこのような感じ。
インナーイヤー型は好みが分かれますが、約4gで非常に軽い付け心地。
カナル型の圧迫感が苦手な人にはおすすめです。
仕様を詳しく見ていきます
型式 | インナーイヤー型(開放型) |
ドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー |
本体寸法 | 60×22.5×48 mm(ケース込み) |
重量(イヤホン片側/総重量) | 約4g/約36.3g |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
最大再生時間(イヤホン単体) | 約5時間 |
最大再生時間(ケース含む) | 約20時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
防水規格 | IPX4 |
価格 | ¥7,180 |
ドライバーが14.2mmと比較的大型なので、低音~中音域に期待できますね。
SONYのLinkBuds Sなどでもドライバーは5mmなので、有利に働くと思います。
コーデックはまさかのLDACに対応。
再生時間は5時間と決して長くないのが気になりますね。
LinkBudsの5.5時間でもかなり短く感じたので、弱点かもしれません。
価格はぶっちぎりで安いですね。
SONYのLinkBuds(26,400円)の1/3以下です。
コスパ抜群を謳うだけある仕様だと思います。
超低価格なのに高音質。高音域だけちょっと気になる。
AIR3 DELUXE HSは¥7,180とかなり低価格。
なのに高音質コーデック『LDAC』に対応しているのだから驚きです。
始めて見ました。
それだけでなくハイレゾにも対応しています。
ドライバーが14.2mmと大口径なのもあり、低音~中音域は十分な音質です。
アプリのイコライザーでさらに良くなった印象。
ただしインナーイヤー型なので低音は多少抜けていく感じがあります。
ですが、この価格を考えるとコスパは非常に良いと言えるのではないでしょうか。
高音域が刺さるのが気になる
音質の弱点は高音域。
よく言われている「シャリシャリ」感が目立ちます。
イコライザーで多少の改善はできますが、根本的な改善はしませんでした。
『フラット型(平行)』ベースで、高音域だけ少し下げてあげるのがおすすめです。
気になる方は「音量を上げすぎない」などの対策すると良いと思います。
ゲームモードは超低遅延でかなり快適
低価格なのに対応コーデックはAAC・SBC・LDACと豊富
さらに、超低遅延の『ゲームモード』を搭載しています。
遅延は何と0.06s(60ms)
最も一般的なAACが0.12秒±0.03秒なのでほぼ半分の遅延ですね。
実際に音ゲーとFPSをプレイしてみたのですが、全く違和感なくプレイできました。
因みにSBC(0.22秒±0.05秒)だと明らかに遅延を感じるレベルです。
参考までに、各コーデックの遅延は以下の通りです。
SBC | 0.22秒±0.05秒 |
AAC | 0.12秒±0.03秒 |
aptX | 0.07秒±0.01秒 |
aptX LL(Low Latency) | 0.04秒未満 |
LDAC | 約1秒 |
これを見ると、0.06sがどれほど低遅延かわかりますね。
LDAC笑
ゲームモードは左イヤホンをトリプルタップ、またはアプリから変更可能です。
アプリはイコライザー調整がわかりやすくて好き
SOUNDPEATS製品は専用アプリに対応しています。
高音域の刺さりを軽減するには必須です。
アプリの評価が異常に低くて心配だったのですが、全く問題なく使えました。
ですができることは多くなく、各種設定と電池残量の確認とイコライザーくらい。
イコライザーだけ簡単に紹介いたします。
プリセットイコライザー
イコライザーの設定がよくわからない方はプリセットされているテーマから選択しましょう。
明らかに音が変わるので、好みのタイプを選べばOKです。
周波数のパラメータも表示されるとなお良かったですね。
カスタムイコライザー
低音域~高音域の周波数を調整可能。
シンプルでわかりやすいので使い勝手は良好です。
高音が刺さるのが気になるので、右肩下がりのフラット型がおすすめ。
私は低音重視派なので、低音を強めにしています。
ボーカルを際立たせたければ『かまぼこ型(アーチ状)』にすると良いですよ。
なぜかたまにバグる
イヤホンを接続するとたまに表示がH1になります。
多分バグです。
使って感じた良いところと気になるところ
では、実際に使ってみて良かったところと悪かったところを紹介いたします。
良いところ
ここが良い
- とにかくコスパが良い
- 価格を感じさせない高音質
- 0.06sの超低遅延でゲームが快適
- アプリでのイコライザー編集の効果は大きく、使いやすい
- 非常にコンパクトなケース
気になるところ
ここが気になる
- 高音が刺さる
- バッテリーライフは5時間と決して長くない
- イヤホン本体は価格なりの外観品質
- 開放型なので音漏れはある
- タッチの反応が良すぎて誤反応する
『1万円以下でハイレゾ。SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS レビュー』まとめ
この記事のおさらい
- この価格帯では十分な音質
- 0.06sの超低遅延でゲームが快適
- 価格なりの外観品質
- 高音は刺さり気味
- 本体の電池持続時間は5時間と長くはない
1万円以下という低価格にしては十分な品質だと感じました。
外観や高音域など弱点はあるのですが「高コスパ」に間違いはないのではないでしょうか。
イヤホンにそこまでお金をかけたくないという方は多いと思います。
そういった方にとって良い選択肢になるのでは。
個人的には外観品質はまだまだ改善の余地があると感じたので、今後の製品展開が楽しみですね。
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