どれも高いし。
Eマウントには非常に多くの優れたレンズがあります。
その中から1本を選ぶのは至難の技。
さらには円安の影響で値上がりが多発しているので10万円を切るレンズは相当少ない状況です。
そこでこの記事では『性能』『外観品位』『携帯性』の3つの視点から総合的に見て、10万円以下の優れたレンズを紹介していきます。
レンズ選びにお困りの方の何かのお役に立てれば幸いでございます。
【厳選】ZV-E10におすすめ。Eマウント神レンズ7選
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【Eマウント】10万円以下のおすすめズームレンズ
ズームレンズのメリットは何といっても「色々な焦点距離で撮影できる便利さ」
その分サイズ・明るさ・描写では単焦点には劣りがちですが、一本あれば大丈夫という安心感は旅行などでとても重宝します。
10万円以下でおすすめできるズームレンズは多くはないのですが、是非参考にしてみてください。
【TAMRON】28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD
広角端F2.8という明るさ
大体の写真は撮れてしまう万能なズーム領域
長さ約117mm、質量約575gという小型軽量
タムロンのコスパ最高の万能神レンズ
28-200mという撮影の幅の広さだけでなく、広角端がF2.8という明るさもgood
外装はプラスチックですが、その分軽量で持ち運びがしやすくなっているのも特徴です。
明るい・軽い・リーズナブル
これで10万円以下なのですから、間違いなくコスパ最高と言えるレンズです。
ただし望遠端はF5.6まで下がるので屋内では注意が必要です。
【TAMRON】17-28mm F/2.8 Di III RXD
17-28mmという超広角
F2.8通しの明るさ
全長99mm、質量420gという小型軽量サイズ
インナーズーム
フィルター径Φ67とコンパクト
17-28mmという超広角ズームレンズ。
しかもF2.8という明るさ
このスペックだけでも優秀なのに全長99mm、質量420gという小型軽量サイズなのでさらに素晴らしいです。
RXDという独自開発のステッピングモーターユニットを搭載しているのでAFも高速。
この価格帯の広角ズームレンズとしては文句なしの優れた一本でしょう。
でも実売価格は10万円を切ってるショップもあるからピックアップしたよ。
【SIGMA】16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary
16-28mmという超広角
F2.8通しの明るさ
全長102.6mm、質量450gという小型軽量サイズ
インナーズーム
価格が10万円を少し超えている
SIGMAのContemporaryラインの広角ズームレンズ
先に紹介した【TAMRON】17-28mm F/2.8 Di III RXDよりもさらに1mm広角に撮影可能です。
たった1mmと思うかもしれませんが、広角になればなるほど1mmの差が大きくなっていきます。
光学開発的には広角端の1mmは血の1mmと言われるほど
より広角に撮りたい人にはおすすめですが、そこまでこだわらない人にはフィルター径がΦ67の【TAMRON】17-28mm F/2.8 Di III RXDの方をおすすめします。
フィルター径の違いは結構大きいです。
これは10万円を少し超えてしまってるんだよ。
【SIGMA】28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
大体なんでも撮れる焦点距離
470gと超軽量
F2.8通しと明るい
続けて兄弟機を紹介しましょう。
先ほど紹介した【SIGMA】16-28mm F2.8 DG DN | Contemporaryの中望遠版
もっとも使いやすいであろう28-70mmをカバーしつつフィルター径はΦ67で470gと軽量
しかもF2.8通しと明るいのもポイント
「何か撮りたいかもわからない」という人にはおすすめです。
【TAMRON】28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
第二世代にふさわしいAFスピードと画質
F2.8で明るい
最短撮影距離は0.18mと近接性能が高い
「TAMRON Lens Utility™」でレンズのカスタマイズ可能
タムロンの28-75mmの第二世代モデル。
使いやすい標準域のズームレンズと言えば必ず挙げられるモデルです。
コンパクトながらF2.8の明るさに、より高精細になった画質
加えて、高速になったAFや高い近接性能(0.18m)という隙の無さもgood。
28-200mよりも万能性は劣りますが、F2.8通しという明るさは非常に魅力的。
先ほど紹介した【SIGMA】28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryよりも5mm望遠に対応している分、70g重くなっています。
個人的には望遠の5mmの違いならSIGMAをおすすめしたいです。
あとはデザインで選ぶのもありですね。
TAMRON Lens Utility™
USB Type-Cポートを搭載したタムロンレンズのカスタマイズやファームウェアアップデートを行える専用ソフトウェア
レンズを使いやすいようにカスタムすることで、撮影がもっとクリエイティブになります。
レンズにUSB-Cが付いているなんて近代的で良いですね。
TAMRON Lens Utility
機能の一例
- フォーカスリミッター
- A-Bフォーカス
- フォーカスプリセット…etc
【Eマウント】10万円以下のおすすめ単焦点レンズ
ズームレンズよりもコンパクトで明るく、描写が綺麗なのが単焦点レンズ。
私は1本目のレンズは単焦点レンズがおすすめ派です。
焦点距離の短い順に並べていますので、気になる焦点距離で探してみてはいかがでしょうか。
カメラ初心者の最初のレンズは単焦点がいい3つの理由。おすすめレンズ
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【SIGMA】24mm F2 DG DN | Contemporary
F2というかなりの明るさ
オールアルミの圧倒的外観品位
贅沢なレンズを複数使った光学性能
マグネット式メタルキャップが便利
シグマから発売されている『プレミアムコンパクトプライム Iシリーズ』
このシリーズに共通して言えることが、
『半端ない外観品位の高さ』
この価格帯と光学性能でアルミ製のレンズを作っているのはシグマくらいでしょう。
プラスチックでは届かない高級感やリングの回し心地を是非体験していただきたいです。
その中でもこのレンズはF2というハイレベルな明るさに加えて贅沢なレンズが複数使われています。
しかもコンパクトなので間違いなくコスパ最高のレンズですね。
マグネット式メタルキャップ
加えて、便利なマグネット式メタルキャップが使えるのもおすすめの理由の一つ。
購入したら是非合わせて買いたいアクセサリーです。
【SIGMA】35mm F2 DG DN | Contemporary
F2というかなりの明るさ
オールアルミの圧倒的外観品位
性能やサイズ・価格のバランスが非常に高い
マグネット式メタルキャップが便利
35mmは一本持っておくと、どんな被写体も撮れる万能な焦点距離だと言えます。
この35mm F2 DG DN は一つ前で紹介した24mmと同じ思想で作られたハイパフォーマンスレンズ。
外観品位だけでなく光学性能も高水準
もちろんマグネット式メタルキャップも使えるので非常におすすめできるレンズです。
35mmレンズは数多く存在するのですが、さらに性能を求めるとサイズと価格が跳ね上がります。
コスパを考えると個人的にはベストな35mmレンズです。
カメラに付けたときの品位が別格。
【SONY】FE 40mm F2.5 G
最短撮影距離0.25m(MF時)で寄れる
F2.5の明るさなのに約173gと軽量コンパクト
長さ45mmと薄型なのでジンバルにも最適
超コンパクトサイズの寄れる40mm
FE 40mm F2.5 Gの最短撮影距離は0.25m(MF時)と、40mmのレンズとしてはかなり寄れるレンズです。
F2.5と明るくAFも速いので動画撮影にも適したレンズと言えるでしょう。
さらに、カスタムできるフォーカスホールドボタンやフォーカスモードスイッチなどの操作系も充実しているのもgood
35mmでは普通っぽい写真でも40mmならそれっぽく見えたりします。
【SONY】FE 50mm F2.5 G
最短撮影距離0.31m(MF時)で寄れる
F2.5の明るさなのに約174gと軽量コンパクト
長さ45mmと薄型なのでジンバルにも最適
50mm F2.5 Gも一つ前で紹介した40mmと同じ思想で作られたレンズ
同じく近接能力が高くMF時で0.31mまで寄ることができます。
コンパクトながらリニアモーターによる高速AFやフォーカスホールドボタン、絞りリングも付いてるので動画にも最適です。
基本となる画角は35mmか50mmかという話がありますが、私は35mm派です。
50mmは少し中望遠によりつつあるのでポートレートなどでは力を発揮しますが、景色は凡庸になりがちなイメージ
ですので「人も撮りたいな」という人はこちらのレンズがおすすめです。
【SONY】Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ツァイスならではの高コントラストで切れのある描写力
どこか情緒的なツァイスならではの表現力
シンプルで美しいアルミ筐体
最短撮影距離が0.5m
ボタン類の操作系が一切ない
紹介するレンズの中では古い部類のレンズなのですが、今でも人気です。
神レンズ紹介の中には高確率でランクインしている名レンズ
ツァイスらしい高コントラストで圧倒的解像度を誇るレンズですが、ボケ感はクラシカルさを感じる魅力を持っています。
昔に55mmとα7Sのフォトギャラリーを見て、写真の空気感に惹かれた記憶があります。
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAフォトギャラリー
また外観も非常に美しく、コンパクトで凹凸の無いアルミで直線的なボディは非常に高品位
55mmとポートレートでもばっちり撮れるので、少し不便でも情緒的な写真が撮りたい人におすすめ
でも弱点が二つあって、最短撮影距離が0.5mであまり寄れないのと、ボタン類の操作系が一切ないんだ。
【SIGMA】90mm F2.8 DG DN | Contemporary
高い描写力と高品位を両立したレンズ
約62mmのコンパクトサイズ
90mmという焦点距離ならではの大きなボケ感
こちらも『プレミアムコンパクトプライム Iシリーズ』
高い光学性能と外観品位を両立した中望遠の単焦点レンズ。
さらに最短撮影距離0.5mと高い近接能力も持っています。
90mmという特性上、めちゃくちゃボケるのでポートレートにうってつけのレンズでしょう。
ただし、先に紹介した35mmとは違いF2.8と一段暗くなっています。
【Eマウント】10万円以下のおすすめマクロレンズ
少ないけど、どれも高性能で優秀なレンズだよ。
何を撮ってもそれっぽく見えるのがマクロレンズ
10万円以下の価格帯とは思えない優れたマクロレンズをご紹介します。
【SIGMA】105mm F2.8 DG DN MACRO | Art
最新の光学設計による、とてつもないシャープでクリアな描写
Artラインならではの圧倒的描写力
マクロからポートレートまで幅広く使える
防塵防滴構造
インナーフォーカス
圧倒的シャープネスと評判のマクロレンズ。
マクロから無限遠までびっくりするような解像感で描写してくれます。
Eマウントのマクロレンズと言えばこのレンズなのではないでしょうか。
純正のFE 90mm F2.8 Macro G OSSとよく比べられますが、そもそも価格が全く違います。
ですが描写力は105mm F2.8 DG DN MACRO | Artの方が上という声もよく聞くくらいなので素晴らしいコスパの良さです。
【SIGMA】70mm F2.8 DG MACRO | Art
Artラインならではの圧倒的描写力
バランスの取れたサイズ・性能・価格
実売価格は5万円台と非常に安い
比較的コンパクトなサイズ
前群繰り出し式なので全長が伸びる
かつてカミソリマクロと呼ばれたマクロレンズの現代版です。
Artラインという画質最優先のハイエンドシリーズとなっており、抜群の描写力となっています。
サイズは決して小さくないのですが、高画質マクロレンズの中ではコンパクトな方。
AFは決して速くなく欠点があるレンズですが、価格と性能を考えると非常にコスパの良いレンズと言えるでしょう。
【おまけ】10万円以下のおすすめマニュアルレンズ
MFでも構わない。
撮影をより楽しみたい。と言う方にはMFがおすすめ
MFはデメリットだけでは?
そんなことはありません。
MFレンズは非常に明るくて最高にコンパクト、そしてリーズナブルなものが多いのです。
MFに慣れておくと、オールドレンズの楽しみも増えるのでおすすめですよ。
【Voigtlander】NOKTON classic 35mm F1.4
オールドレンズのような情緒的な表現
F1.4というトップクラスの明るさ
フルアルミの高品位筐体でコンパクト
あえて収差を残したマニアックなレンズ
本来は取り払われるべきの収差を意図的に残すことで、オールドレンズのようなゴーストやフレアを楽しめるレンズです。
F1.4とトップクラスに明るく、オールドらしい大きく騒がしいボケも特徴
外観は全てアルミ出てきており高品位で手に収まる超コンパクトサイズとなっています。
明るい・コンパクト・情緒的・リーズナブル
この4つの要素が詰まったレンズはこのレンズくらいです。
因みに2022年に買って良かった物6選に入っています。
【作例付きレビュー】最高にコンパクト。最高にクラシカルなレンズ『Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4』レビュー
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【Voigtlander】NOKTON 40mm F1.2 Aspherical SE
F1.2という唯一無二の明るさ
圧倒的ボケ感
手のひらサイズのコンパクトさ
今回紹介する中では最も明るいF1.2のレンズです。
明るい=使い勝手が良い、と言うわけではないのですが、
そんな特徴を楽しめるのもNOKTONならでは。
SE(Still Edition)と呼ぶようにスチルに特化したレンズですが、その分性能の割には価格が抑えられています。
圧倒的ボケ感で他にない表現をしたい方におすすめできるレンズです。
『10万円以下で買える、おすすめのEマウント神レンズ13選』まとめ
リーズナブルなのに高性能なレンズが多くて嬉しい限りだよ。
長くなりましたが、何かの参考になったでしょうか。
どれを買うか迷っている方のお役に立てれば嬉しいです。
ここ数年は、サードパーティ製のレンズの性能が飛躍的に上がってきました。
また新たな神レンズが発売されましたら、どんどん追加していこうと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
【厳選】ZV-E10におすすめ。Eマウント神レンズ7選
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